写真:奈良市月ヶ瀬「一目八景」。今年3月5日、まだ早い。
滝のように逆流する海水、渦巻く車や家・・・最初に見たTV映像に言葉を失いました。「たいへんだ!この中に人はいるの?どうしよう・・・」大自然の脅威を前に感じるのは絶望感と無力感ばかり。地震国日本においては想定外の天災・人災はいつでも起こりうると痛感させられました。<o:p></o:p>
山などの自然に1人で入ることが多くなり、あいよっこは初めて「文明を無くした・持たない人間が、いかに自然のなかで無力・非力であるか」を感じ始めました。そして古来よりヒトが群れて生活してきたこと、つながりを大切にしてきたこと、それが自然に対峙できる方法だったとも思います。それは「ひとりで何でもできる」と傲慢になりがちな自分に対する警告でもあります。<o:p></o:p>
写真:真福寺のお地蔵さん
その後の被災状況や原子力発電所の爆発など、不安はますます募っています。<o:p></o:p>
今はただただ、亡くなった方々のご冥福をお祈りし、被災した方々にお見舞いもうしあげます。そしてできれば公的な募金システムを作って、みんなの力をつなぎ、最も効果的に使って欲しいと期待します。<o:p></o:p>
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この数日間、震災関係の間接的支援で<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="34:広島県福山市;" Address="広島県福山市">広島県福山市</st1:MSNCTYST>に行っていました。そこに<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="07:福島県いわき市;" Address="福島県いわき市">福島県いわき市</st1:MSNCTYST>から親戚のSちゃん(主婦・30代)が、三ヶ月の長女を連れて避難してきました。<o:p></o:p>
背中に大きなリュック、両手にも荷物、前にはいっぱい着込んだもこもこ赤ちゃん、といういでたちで東京駅から満員の新幹線に乗り、新大阪で乗り換えて、<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="34:広島県福山市;" Address="福山市">福山市</st1:MSNCTYST>まで疎開してきました。まさに「母は強し」です。<o:p></o:p>
Sちゃんは東京駅で「これから渋谷に遊びに行く話をしている若者たち」にとても違う世界を感じたようです。「まあ自分たちが逃げてきているとは、わからんだろうから無理もないか」と言いましたが、「誰が見てもそのかっこうでは避難しているとわかる」と皆で笑い合いました。これも無事だったおかげです。<o:p></o:p>
写真:昨年3月14日。しだれ梅が満開
「ここに来るとまるで別の平和な世界に来たよう。とにかく余震がないことがありがたい」と話します。三日間お風呂に入っていないという赤ちゃん(もちろんお母さんも)は、お風呂上り真っ白になりました!ほこりも相当だったのでしょう。
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写真:昨年3月14日。梅の柔らかい波。
Sちゃんのことを読売新聞の記者さんが「読売新聞備後版」に載せてくださいました。お暇があれば読売オンラインをご覧ください
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「読売新聞備後版 きしむアパート原発爆発…福島の母子福山避難」<o:p></o:p>
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