写真: 久米島 2021/1/18~19
写真上:ヤジャーガマ洞窟の入口 オブジェ樹&美しい空
先日WHOは「差別につながるので、新型コロナウイルスの変異株には国名でなく、ギリシャ語のアルファベット:α、β、γ…(アルファ、ベータ、ガンマ…)を奨励する」と主要変異株を割り当てました。確かにみんなうすうす感じていましたが、だけど「それならそうと早く言ってよ~!そして最初の武漢株だって突然変異で生じた変異株だからアルファでしょう?(※イギリス株がアルファです)ややこしいわっ」って感じ。
さてWHOといえば2021/4/30、ウエブサイトで「新型コロナウイルスが空気感染する可能性がある」と初めて明記しました。2021/5/15の ForbesJapan「新型コロナ 空気感染の可能性WHO認める」(JV chamary)では、次のように説明しています。
「2020/4にエアロゾルを研究する科学者たちは『空気感染について、世界は現実を直視すべき』と警告を発し、6月には大気科学や生化学などの研究者らが、『新型コロナウイルスの感染経路は多くが空気感染』とする研究結果を公表している」と書いています。
なおエアロゾルは空気中に浮遊する微小粒子や周囲の気体。今回はコロナウイルスを含むことが問題で、単なる飛沫感染に比べ、2m以上遠くまで飛散するそう。エアロゾル感染にしろ空気感染にしろ、ソーシャルディスタンス、そんなにとるなんて意味ある?
なぜWHOはこうした科学者・専門家の研究結果を無視?したのでしょうか。1年以上も空気感染を正式に認めなかったのは、やはり「人工ウイルスを人為的に拡散した可能性、に対する人民・大衆のパニックを恐れた」のかな? 想像するに、人工ウイルスだから空気感染する、というのではなく、おそらくどこに拡散しているか不明だから結果的にそうなる、ってことなのでしょう。たぶん「飛沫感染」さらに「エアロゾル感染」では説明できない事例が増えたのかもしれないです。
当然ながらWHOだけでなく、世界中で、日本国内においても「事実を認めないから、説明がオウム返し・繰り返しになったり、矛盾が起きたり、明瞭さを欠くことになっている」と思えてしまいます。
これで思い出すのは「2011福島第一原発の水素爆発・メルトダウン事故」当時の報道です。「メルトダウンの怖れ」第一報の後、情報が伝えられず「今どうなっているのだろう?」と、とても心配でした。
後に「市民のパニックを恐れて情報停止した」と聞きましたが、「いずれわかることだし、もっと国民を信じてよ!」と言いたかったです。正しい情報でどの方向に逃げるのか、自分を防ぐのかも判断できるし、なによりこんな時ほど信頼できる関係性こそ大事です。悪く勘ぐると、詳細報道により「政府・専門家は自分たちの判断ミスや処理ミスが明らかになるのを恐れたのでは?」とも思ったのでした。
結局想定外の事故や災害、パンデミックへの対応では、リーダーのスピーディで適切な判断、そして最も国民・国にとって最良の施策が重要だけど、どんなことにもリスクはあるし、さらに複雑な要因がからみあっているので難しいです。私たちは「一番何をどうしたいのか、どのリスクを負えるのか」ってことなのかなあ。
自分も高齢者なので言っていいかな…。もともとはコロナ禍に対応する多数のシニア世代が、まじめに感染症対策を行い、家から外に出ないように暮らし、メディアが「高齢者と持病持ちが危険」と繰り返すたび、恐怖でいっぱいになる、らしい(?)と聞いたことからです。やはり道の先が見え始めると、かえって怖く、守りたくなるのです。
そう思いながら最近TVでの議論などを見ていると、TV番組のテーマや方向性がかなりシニアターゲットに傾いているようす。団塊世代のボリューム、発言力の強さ、そして視聴率も影響するのでしょう。「ああ少子高齢化社会ってこういうことなんだ。シニア世代の考え方、興味関心、生き方が大きくなってくるのね」と実感します。それは自分にとって違和感がなく心地良いので、あまり意識しなかったです。
ただあまりにも傾きすぎると「若さ・行動力・斬新性・力強さ」などなど、相対的に失ってしまいます。社会を変えていこう、とか新しい挑戦をしよう、という力が少なくなってしまいます。リスクを恐れると、結局何もしないで家にこもっているのが一番安心・安全となってしまいます。「少子高齢化社会」って実はこの部分が一番のリスクなのだと思えるのです。
ヤジャーガマ うっそうと茂る植物群、全長800mの洞窟内は真っ暗
昔は風葬を行っていた、に納得する圧倒的な雰囲気
写真上下:奥武島(おうじま)久米島からは橋で渡る。
白い砂浜と透明なエメラルドグリーン!
「畳石」は亀の六角形の甲羅型 「柱状節理」だよね!
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