団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★教育の劣化の原因

2023年10月29日 | 文科省・教育改正

 日本の大学の世界ランキングがどんどん低下しているのが不思議でした。それは、やはりGHQにより仕掛けられた戦後教育の劣化が大きな原因のようです。

  ねずさんが明治と今の学者の違いから取り上げてくれています。ここを直さない限り日本の教育は劣化が止まることを知らないようです。

  何時ものように全文をリンク元で読んで下さい。、

  

  老農・石川理紀之助

  ・・・略

  「老農」という言葉があります。
他に、篤農、精農、農聖、農哲などの呼び方があります。
在来の農法を研究し、自らの体験を加えて高い農業技術を身につけて農村における農業指導をする人のことです。

 老農という言葉が使われだしたのは明治にはいってからのことです。
江戸時代までは「農学者」とか「本草学」、あるいは「興産方産物掛」などと呼ばれていました。
 沢庵和尚が広げた「たくあん」、高野山から広まった「高野豆腐」も有名ですが、いつの時代でも、誰だって美味しいものは大好きです。
あたりまえのことですが、食を大切にした我が国において、農業と農業指導の歴史はものすごく古いものです。

 いま学者といえば、たいてい本の虫になっている人達のことをいいます。
このように「体を動かさないで頭だけを使うのが学者」というようになったのは、実は戦後のことです。
それ以前は、江戸時代もそうでしたし、明治大正昭和初期までずっとそうでしたけれど、基本的に学者というのは、体を使う人達でした。
知行合一が重視されたというだけでなく、
「机上の学問を、自ら進んで実社会に活かしてこそ学問」
というのが、学者の誇りとされていたのです。

 昨今の東大が、特に文系において、発展途上国の大学以下の評価しかされていないのは、まことに残念なことです。
しかしそれは当然のことでもあるのです。
戦後にGHQによる公職追放があって、江戸時代の昌平坂学問所以来の伝統的な行動派教授たちが追放され、その後釜に屁理屈ばかりを言って特高に捕まっていた共産主義者らが教授職に就きました。
結果、すでに世界中で壮大な実験の結果、多数の人命を犠牲にして国家が崩壊した共産主義をいまだに信仰していたり、国を愛さないことを正義と勘違いしてい たり、あるいは机にかじりついて教授間の権力闘争だけに明け暮れるような人物が、いまだに最高学府の教授陣であり続けています。
そのような体たらくで、東大が世界の名門大学になどなり得ようはずもないのです。…中略

 だいたいまともな書籍を焚書して、アカ系の学者が捏造した本だけを世に残し、「本も論文も引用先が明らかでなければ信頼に値しない」などと、おかしな空論が言い出されるようになったのは戦後のことです。
それまでは、一流の学者は、自分で考え、自分で行動して得た一次情報を提供す人でした。
当然、引用先なんてありません。
必要に応じて引用先を明らかにすることはあっても、引用がなければ論に値しないなどというのは、頭のおかしなヘンタイの所業でしかないのです。
引用先が大事なら、引用先の文書を読めば良いのであってそのような論は論考の名に値しないというのが一般的な考え方でした。・・・中略

 石川理紀之助の生涯を尋ねれば、決して豊かな暮らしをしていたわけではないし、どちらかといえば生涯富には恵まれず、貧乏な生活を送った人です。
けれど彼の生涯は、心根の豊かさを私たちに想起してくれます。

 明治の気骨という言葉があります。
気骨の原点にあるのは「公に尽くす」ことです。
みんなのために尽くす人生。
人生は決して自分だけのものではないということを、理紀之助は私たちに教えてくれているような気がします。

  こうして見ると日本の再生は一筋縄では行かないようです。ここまでの劣化を放置してきた日本人の責任と言えるでしょう。
  政治家や官僚の所為で済ます場合じゃなさそうです。やはり、国民が目覚めるしかないでしょう。それからの気の遠くなるような努力でも再生するのは大変でしょう。果たして、日本人にその気力があるのでしょうか。


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