久しぶりに一休寺の拝観に別々の友人を誘い行ってきました。木曜日で梅雨に突入し雨模様でしたので、訪れる人は少なくその分ゆっくりとした時間が取れご案内をさせていただきました。
閑静な緑に包まれて、方丈で庭園を眺めながら語り合いました。
友人が探している薪神社の『連理の椿』について、いつも情報交換させていただいている副住職に尋ねると、住職様がおいでになり、抹茶をいただきながらお話をうかがうことができました。
これはビックなサプライズでした。
本日出会った友人お二人もすぐに打ち溶けあい一休にちなむ話題を出しながら広い酬恩庵をまたゆっくりと回りました。
やはりこのお寺をうかがうには、ゆっくりと一休みというのが似合いますね。
酬恩庵を出てから、隣にある薪神社の連理の椿を探しましたが、神社内の整備や開拓で木や土山が掘り起こされていましたので、26年前のそれは、なくなってしまったのだということだと思いました。
※一休
京都の大徳寺の高僧、華叟宗曇(かそうそうどん)の弟子。「洞山三頓の棒」という公案(禅問答:人間とは何か?)に対し、「有ろじより 無ろじへ帰る 一休み 雨ふらば降れ 風ふかば吹け」と答えたことから華叟より一休の道号を授かる。なお「有ろじ(有漏路)」とは迷い(煩悩)の世界、「無ろじ(無漏路)」とは悟り(仏)の世界を指す。