家康伊賀越えと山城の一乗谷『普賢寺谷』を市として売り出すための更なる方策相談に産業振興課に出向き、1時間じっくりと話し合いをしてきました。今まで紹介していただき、お話をした観光業者の反応や行政上の今後の考えなども聞きましたが、当方が考える山城地域全体での取り組み姿勢や知名度という点でまだまだであると思いました。観光資源を開拓するための土台となる、歴史文化学術分野の調査研究を進める推進体制の弱体化も痛感します。昨年、穴山梅雪新案内板の三つの誤りや市史編さんの取り組みの過ちを指摘しても、何の反応もなく、分かりませんという顔をして逃げる部署には、うんざりしています。文化遺産の多い市の歴史や文化財を知らず語れずでは、文化振興計画も予想どうり、形だけのものとなり、重要な遺産や観光資源には育っていかないでしょう。誠に遺憾に思います。将来を見据えて、この町を発展させるストーリーをきっちりと立てる真摯な姿勢を期待したく思います。まずは、歴史や文化財について語れる人材の確保や研究体制を構築することが重要です。



