半年ぐらい前に、知り合いの若手営業マンから企業向けの製品プレゼンテーションを行うにあたり、パワーポイントで作成した資料について、アドバイスを頼まれ、気持ちよく対応した。4月になり、社員から2段階の飛び級で、係長に昇格したということで、辞令を持ってやってきた。シャイな彼は、笑顔もなく、段々と大変になりそうで、真剣な顔つきで、仕事のこと、製品、相手先や社内の人間関係についてもいつもより、流暢に話してくれた。皆そういうことを経て、悩みながら、一つ一つ成長していくんだよと、励ました。若者にとって重要なことは、日々の出来事や体験で起きるミスや失敗を次なる教訓にして、素直に学んでいく前向きの姿勢を今一度お伝えした。別れ際に、やっと頑張りますと笑顔を見せてくれた。若い人とお話しているとこちらまで若返るようで嬉しくなるのである。