政治家・官僚は、地位や権力を保有すると、大きな過ちを犯していく姿を随分見てきた。特に政財界、昨今では、スポーツ界においても、もうトップに上り詰めた人物は信用できなくなっている。一昨日、翁長沖縄県知事がすい臓がんで亡くなった。2006年に、胃がんを全摘。一度失った命を得、こころが一変、自民党から離脱し、沖縄被害者論を指針に、辺野古移設反対に、国と真っ向から対決し続けた勇気ある行動は、脳裏から離れない。やせ細った姿を映像で見たときは、何とか助かって欲しいと祈ったが、駄目であった。しかし、6月23日の沖縄慰霊祭で、鋭い眼光で、安倍首相を見つめる表情には、国家に最後まで立ち向かう真の政治家の執念がうかがえた。そうです、政治家とは、国民・市民の生命と財産を守る人であり、そういうことができなければ、即刻立ち去っていただきたく思うのである。
