組織のトップになると、個々の末端における動きの掌握が難しい。大組織になればなるほど、悪い話は伝わりにくい。的確な情報が伝わってもその判断や決断力に不十分な長が相変わらず続出している。政治・経済・教育に関することが特に気になる。厚労相の課題の本質把握・解決・説明力などの資質のなさにはうんざりするが、長年政治家として登り詰めてきた自称誇りや驕りが漂う。今春の京田辺市長選に現三期の石井氏が再出馬しないと報じられた。新しい風に期待したいとは、ほとんどやらない記者会見での声。飛躍すべきこのまちの未来には、こころ豊かな暮らしを築き上げる、戦略的な政策と強力なリーダーシップを発揮できる人物が望まれる。文化学術のまちとして、停滞し後れをとった１０年を取り戻すべき積極的な展開を図るべきだと思う。また、同時に市会議員立候補者も現議会のような次元の低さを一掃すべく、まちの実態把握とフロントランナーに学ぶ真摯な至誠、忘己利他の実践を図っていただきたいものである。