ラグビーW杯は、今までで最高であったと大会会長が評価。ラグビーになじみがなかった日本の人々も、にわかファンとなり、大フィーバーとなっている。かつての女子サッカーなでしこジャパンを彷彿させる。その要因は多く伝えられているが、なんといっても日本チームのベスト8。サクセスストーリになった『ワンチーム』力。FW8人のうち、6人の外国人。「間合い」「塩梅」などの日本語そのものを理解しそのまま活用する。国歌斉唱で、君が代を歌うだけでなく、さざれ石を実際見て、その心をつかむ、リーチ・マイケル主将を先頭に、逆三角形の形態で、それぞれの肩に手を置き、歩く姿は、勇気を持って戦う、頼もしさの何物でもないと心が躍った。多様化、個性が尊ぶられる現代、彼らには、物事の基本、共通的に守らなければならない定めをしっかりとつかみ歩んできた精神がある。今の世の中に忘れられ、全くの自分勝手さでふるまう世界の人々に警鐘をもたらしてはいないだろうか。