プロ野球セリーグは、ヤクルトが優勝。終盤まで争った阪神巨人は、ついに力尽きた。ここ2年の最下位から、高津監督2年目の組織つくりと投打のバランスのよさ、勝負どころを見据えた戦いぶりが他の球団よりも少し優れ、勝利の女神がついた。野村野球で栄光を得、その後、大リーグ、韓国・台湾・日本ベースボールクラブと巡り、他分野の野球を勉強したその苦労の成果を発揮した。終盤阪神を逆転したのは、決して優勝できるチームでなかったが、それでも阪神の方がより劣っていたといえる。わがタイガースは、伝統的に左投手が苦手でありながら、お構いなく、左ばかりをそろえ、チャンスに打てず、ピンチにど真ん中を投げてしまうチームカラーは今年も治らなかった。オリンピック前まで首位を独走し、その要因であったレギュラー選手も終盤疲れ切って負傷交代で貧打線になってしまった。加えて、キャンプでかつての名手臨時コーチに指導を受けた守備も4年連続ダントツの12球団一の失策数。これでは、勝てないはずである。来年は、右の主軸、守備力強化、チャンスピンチに強いチームつくりをしなければならない。
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