沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

海の道

2007-08-12 | 沖縄の海
本部半島の先端に備瀬先(ビセザキ)灯台があります。
引き潮になると、備瀬の海岸から灯台まで歩いていけます。
といっても、普段は水没している海の道は、険しいです。
右端が灯台、左は約4km海の向こうにある伊江島。

岩はかなり尖っていて、手で触るのも痛く、転んだらケガします。
サンゴ礁の近くで遊ぶ時は、場所によって要注意です。

灯台にたどり着きました。
海御神宮が建立されていました。
伊江島を望むと、引き潮の時間帯だけ出現する海の道が出来ています。

険しい岩を下りて、サンゴ礁で作られた「海の道」を歩きます。
ここでは、足元と、生き物と、潮位と、残り時間に要注意です。

フェリーも、サンゴ礁に座礁しないように沖合いを通ります。
灯台は、昭和28年7月に初点とありました。
夜や悪天候でも、危険を知らせてくれますね。

陸側は、内海の向こう側に、美ら海水族館が見えます。
このサンゴ礁のリーフのおかげで、内海はとても穏やかです。
沖縄の海岸は、サンゴ礁によって海岸侵食から守られています。

サンゴ礁のリーフには、いろいろな生き物がいます。
カニです。
必死に隠れようとするのですが、引き潮の今は隠れ家がありません。
体を縮めて、危険が通り過ぎるのを待っています。

ヒメシャコガイです。
沖縄では高級食材だそうです。
見つけたのに何でとらないのか、と地元の人に不思議がられました。
とるのは写真だよね。

ルリスズメダイです。
よく目立つ色だけど、エメラルド色の海の中では目立たないのかな。

残り時間を考えて、ここで元来た道を引き返します。
鳥たちも、獲物を探しています。
伊江島が、目の前に見えます。