沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

玉陵(たまうどぅん)

2007-11-18 | 琉球・首里城
世界文化遺産の玉陵です。
1501年に国王の尚真が、第2尚氏の初代国王だった父親の尚円(伊是名島出身の金丸)を葬るため築き、以降第二尚氏王統の陵墓となりました。

この尚真王は、50年在位し、多くの功績を残しました。
・八重山の乱を鎮め、先島諸島や与那国島を琉球王国の支配下に治めた。
・首里城の回りに按司という各地の有力者を住まわせ中央集権化を図るとともに、港へ続く金城町の石畳道や円覚寺を造った。
・国王が死ぬと身近な人々も一緒に死ぬという習慣を止めさせるなど琉球王国の仕組みを整えた。
琉球王の碑

門をくぐると、石で構成された時代を感じさせる建造物です。

東室(左側)は国王や王妃が葬られていますが、上には獅子がいます。
拡大するとこんな感じ。何を持っているのかな。

石段の上にある石板に描かれた模様です。
コウモリみたいに見えます。
コウモリは中国では福を呼ぶとして大事にされていたようです。

ぶら下がっているのはオリイ・オオコウモリです。
本土に比べ、翼を広げると大きいので上空を飛ぶとびっくりします。
超音波を使わないので目が大きくカワイイです。

玉陵でも展示室のキャラクターとしていたようです。
最近、目の前の樹に住み付いてくれたので、歓迎して好物の果物をあげています。
フルーツが大好きなので、英名はフルーツバットです。