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窓際に、不思議なスイッチがある。
スイッチを入れても、何の変化もない。
除湿用の換気扇なのかと思ったが、音が聞こえてこない。
不気味だ…。
昔、長野に引っ越した時も、同様に不思議なスイッチがあった。
説明書きはない。スイッチを入れても、何の変化もない。
冬が近づき、日増しに寒くなり、毎晩雪が積もるようになったある朝、台所も洗面所も水が出なくなった。
水道管が凍りついていた…。
立ち上がりの水道管にお湯をかけたが、水は流れて来ない。
昼頃になって、一斉に蛇口から水が出てきた。これが毎日繰り返されたら、毎朝水が使えなくて長野では暮らしていけない。
その話をすると、凍結防止が付いていないかと聞かれた。長野のスイッチは、水道管が凍らないように、温めるヒーターだった。
沖縄のスイッチは、何のためにあるのか?
沖縄では、日中は洗濯物を見かけない。
出かけている最中に、強風が吹いたり、にわか雨が降ったりする上、強烈な紫外線で洗濯物が色落ちするようだ。
それで、夜中に洗濯物を干すことが多いようだ。
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沖縄のスイッチは、ベランダの照明だった。人が歩く廊下は当然だが、ベランダに照明がついてるなんて、考えもしなかった。昼間だったので気付かなかった。
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ところが変われば、スイッチも変わる。