【介護が必要になる】 #備える
今は健康でも、年を重ねるとどこか調子が悪くなり、やがて日常生活を一人では難しくなってくる。
突然やってくる転倒事故の骨折や脳卒中。健康だった人でも、退院後は介護が必要になることも。
すなわち、健康の時こそ、介護される立場になったことを考えておく必要がある。
誰が自分を介護してくれるか、その人の負担を考えると、介護施設への入所を考えることも大切だ。
【介護費用はいくらかかるか】
要介護3から入所できる特別養護老人ホーム(特養)の利用料金は、地域で差があるようだ。
手元の資料を見ると、
介護施設利用料(介護保険1割負担の場合):月額26,000円(多床:いわゆる相部屋)
保険対象外の食事や日常生活費など :月額62,400円
合 計 :月額88,400円
短期間の入院手術なら相部屋でよいが、長期間ではプライバシーなどから個室が推奨される。
月額5万~10万円が加算され、医療費や理髪などは別なので、月額20万円はかかると思われる。
一人暮らしをしても、そのくらいはかかる。光熱費が高いしね。
【高齢者世帯の可処分所得の実態は】
総務省の2023年度の家計調査報告書をみると、65歳以上の無職夫婦のみの世帯では、
月額で実収入は244,580円、税金や社会保険料を控除した可処分所得は213,042円。
65歳以上の無職単身世帯では、実収入は126,905円、可処分所得は114,663円。
【介護費用の不足をどうするか】
可処分所得と介護費用の差は、一人当り月額10万円。
不足分の毎月10万円を貯蓄から取り崩すと年間120万円。10年で1200万円にもなる。
これでは、先行き不安である。
【米国債の為替リスクはヘッジできるか】
米国の高金利を活かした外貨保険は、今は円安なので将来円高になった場合、リスクがある。
日米の為替レート(赤)は、国債の金利差(青)に連動しており、円安が続いていることが読み取れる。
しかし、約5%の高金利を活かした保険商品なら、為替リスクをヘッジできるのではないか。
【どんな保険があるの】
例えば、ニッセイ・ウェルス生命保険(株)。日本生命保険相互会社の完全子会社。
保険財務力格付け A+(上から3番目のAに+が付いてる)
指定通貨建終身保険(認知症・介護保険金特則有り)
要介護2以上に認定された場合や認知症に該当すると判断された場合、死亡保険金と同額の介護保険金を受け取れる。
90歳まで加入でき、被保険者が受け取る介護保険金は、非課税。これは大きいね。
【無告知コース】
加入時に告知をしないタイプ。積立利率は4.85%。
第一保険期間(3年)は保険金が一時払い保険料と同程度だが、それを過ぎると急速に増加する。
一時払い保険料に対する介護保険金の割合(3年後)
契約年齢 女性 男性
50歳 388% 320%
60歳 261% 225%
70歳 183% 168%
50歳の女性が3年後に要介護2になったら、一時払い保険料の3.88倍を受け取れる。
結構大きいね。1年刻みで率が変わるが、60歳、70歳を抜粋してみました。
生存中にこれだけ大きな介護保険金が受け取れる。3年間は大丈夫という方は、いいのではないか。
【告知コースも】
いやいや、契約後に直ぐにもらいたい人のために「告知コース」も用意してある。
70歳だと介護保険金の割合が12%程度低くなり、年齢が若くなると30%くらい低くなる。
それでも、倍率が大きいね。
【為替リスク】
今、1ドル160円として、受け取るときにA130円、B110円になった場合は、どうなるか。
A 1ドル130円の場合
130/160=81.25%
契約年齢 女性 男性
50歳 315% 260%
60歳 212% 183%
70歳 149% 137%
B 1ドル110円の場合
110/160=0.6875
契約年齢 女性 男性
50歳 267% 220%
60歳 179% 155%
70歳 126% 112%
契約時の年齢と男女差で異なるが、今のままよりは良いね。
【損益分岐点 円/ドル】
要介護2になった時の為替レート(円/ドル)が、次の数字よりも大きければ(円安なら)メリットがある。
契約年齢 女性 男性
50歳 41.2 50.0
60歳 61.3 71.1
70歳 87.4 95.2
と言う結果になりました。
日米の金利差が為替レートに影響を与えて、大幅な円安となっているけど、米国の5%近い金利を活かした保険商品を上手く活用すると、為替リスクをヘッジできるね。
米国の金利が下がらないうちに、検討してもよいかも。
ありがとうございます。
外貨保険の場合、費用、手数料が(為替手数料、契約手数料、管理手数料など)も各社いろいろですので比較検討は大切ですね。
おっしゃるように条件で変更しますし各社特色があるので、自分にあったモノを見つけ出すことが重要ですね。クーリングオフも有りますが、説明してすぐ契約はできない仕組みだそうです。
ここで取り上げたものは、初期費用が6.5%あるのですが、一時払い金に含まれており倍率には影響しないです。
介護保険金を支払わない場合があるので、該当しないか要チェックですね。
金融商品をいろいろ勉強したのですが、なかなか一長一短があり難しいです😅
さすがforever-greenさんですね、ちゃんと手数料も加味されての選択なんですね。最終的にどの商品を選ばれるのか楽しみです✨ありがとうございます😊