9年前 沖縄で一緒に仕事していた人達から贈られた五升甕。
20年ものの種酒に太平の古酒がブレンドしてあった。
あれから、9年…
古酒はさらに甕の中で熟成していく。
甕から古酒を柄杓で取り出して、四号瓶に移す。
そして、ぐい呑みでいただく…。
なんとも、美味い。
30度はあると思うが、まろやかで風味がある。
何杯でも戴きたいが、飲めば飲むほど、減ってしまう。
しかーし、
泡盛には、仕次ぎ(しつぎ)という驚くべき文化がある。
飲んだ分だけ新しい泡盛を甕に継ぎ足す。
すると、混ざり合って、元に戻るのだ。
継ぎ足す量は、1割未満なら良いらしい。
五升甕なら、四号瓶で十分です。
新しい泡盛の中にある物質が、熟成過程でバニリンに変化し、古酒独特の香りと甘味が作られる。
仕次ぎをすることで、古酒がさらに美味しくなる。
なんとも、素晴らしい文化かな…。
バニリンは、バニラの主成分です。
そうですか、あれから9年たちますか・・
継ぎ足し、継ぎ足しで泡盛も人間も
熟成されていくのですね。乾杯。
9年前の記事でしたが、覚えていていただき、ありがとうございます。
熟成するよう努力します。