昨日の名人戦第4局の大盤解説会。
対局中だが解説の中田功八段が、渡辺名人の次の一手は「投了」を断言した。
17時の夕食休憩前に挑戦者の藤井6冠が指した王手を見て、これは夕食休憩する気がない(断念させる厳しい手)。
この手を指された名人は、夕食休憩中にじっくり反撃を考えるのではなく、投了すると解説。むしろ粘らずに切り替えて次の第5局に集中すると。
王手をかわすと、7三歩成りを打たれる。名人はこれがイヤなのだ。
「投了」をいぶかる司会者達に対し、羽生9段が無敵の7冠時代に、語ったことを紹介。
無限のAIに対し人間は生涯の対局数は限られている。人間にしかできないのは「美意識」「芸術」でソフトは理解していない。
と解説している最中に、会場は歓声が上がって拍手に包まれた。中田功八段の予言通り、渡辺名人が投了した瞬間だった。
渡辺名人の美意識さえも読み切った中田功八段の解説に皆が沸いた。
勝ち負けだけでなく、棋士の心境、目指す美学が伝わった対局と解説だった。
将・囲碁ch毎日新聞【名人戦第4局2日目・大盤解説Live】
AIと棋士の対決はテレビで紹介されていたのを見たことがあります。
情報量から得る一手はAIにはかなわないと思いますが。美意識 芸術など創造力は人が優るんですね。面白い、というより安堵しました。
それにしてもAIの進化には驚かされます。これからもっと多方面でAIが活躍するようになるのでしょうね。
ユウさんがごらんになったのはロボットとの勝負でしょうか。私もアレには驚きました。
いまは、人間同士の勝負で1手毎にAIが勝率を表すのが普通になり、逆転の好手!や悪手、形勢が再逆転とか、素人でも実況が数字で楽しめるようになり、AIを上手に取り入れていると思います。
美意識や生き様など機械には理解できない部分までAIができるようになると、いいのか悪いのか悩んでしまいますね。
意味: 「心頭滅却」は、心の中の迷いや悩みを断ち切ることを意味します。この四字熟語は、文章中の名人戦での局面や解説者の予言に関連しています。
「心頭滅却」という四字熟語は、名人戦において渡辺名人が投了する瞬間を予言した中田功八段の解説において、名人が心の中の迷いを断ち切り、次の局に集中する姿勢を表現しています。名人が夕食休憩中に迷わずに投了することで、追加の時間やエネルギーを割かずに次の対局に向けて集中することができます。
この四字熟語は、囲碁や将棋などの対局においても応用できる智慧です。局面が厳しくなったり、迷いが生じたりした時に、冷静な判断力を持ちながら心の迷いを断ち切り、集中力を取り戻すことが重要です。
「心頭滅却」は、名人戦の解説や棋士の心境を通じて、勝ち負けだけでなく美学や心の姿勢の重要性を示唆しています。