台北駅からバスで約1時間。山間に赤い提灯が並ぶ小さな町にやってきた。
バスの中で、ツアーガイドの台湾男性の説明があった。
今から130年前の1893年に金鉱が発見され、当時は金の採掘で多くの人々が集まり栄えた。
2年後の1895年、日清戦争の結果、台湾は日本に帰属し、1945年まで51年間続いた。
第二次世界大戦で負けた日本が台湾を返す必要は無かった。日本が頑張って台湾を放棄していなければ自分は日本人だったと彼は言う。
意外な感想を聞いた。確かに帰属した戦争と放棄した戦争は異なる。
独学で日本語を勉強しガイドになった。後藤新平のことも知っていた勉強家だ。
何も知らない観光客が安全に快適に過ごせるよう、車内で的確な助言をしてくれた。
表紙の写真は、阿妹茶楼(あめおちゃ)です。
昔はお酒を出す店だったが、今は美味しいお茶屋さん。
きれいな夜景を見ながら、お茶とお菓子をいただく。
宮崎駿さんがお茶を飲んだ席はこの先にある。
皆が気にする例の映画の湯婆婆の油屋のモデルかどうかは、契約で言えないそうだ。
店を出ると、石畳の両側にたくさんの店が並んでいます。
観光客は、買い物は冒険がありすぎ。見るだけかなあ。
雨が多いところです。
雨が多いところです。
ツアーのガイドさん、独学で熱心に日本語を学び、知識も豊富なのですね。いろいろなガイドさんがいる中、良い人に会いました。
美味しいお茶とお菓子で一服され…至福のひとときを過ごされたのですね。良かったですね。
アジアの中でも台湾、タイ、ベトナムは一度は訪ねたいところです。