沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

慶留間島(ゲルマジマ)の高良家 

2010-06-20 | 座間味村
阿嘉島から慶留間島(ゲルマジマ)への橋を渡ると、天然記念物のケラマ鹿に出くわして、人が住んでない島なのか、と思いきや。
島の南側に、集落がありました。
その中に、立派な石垣に囲まれた古い家がありました。

高良(たから)家。国指定重要文化財=上の写真です。
入口にはヒンプン(屏風の意)があります。
家に上がらせてもらうと、この柱の傷跡を教えてくれました。
1945年3月の米軍の激しい砲撃で、この家の中に砲弾が飛んできた。

畳側からみると、柱と、左側の壁に銃痕が撃ち込まれた。
この島では、集団自決の悲劇があったそうです。

家畜小屋やフールと呼ばれる豚小屋もあります。
300円が高いと思わないけど、訪れる人は日に1人だそうな。

島の南端には、小中学校がありました。
目の前にはサンゴの海。
校庭など確保するため海を埋め立てて作った学校。
すごい立地です。

海も透き通って、サンゴが美しい。




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2 コメント

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杏さんへ   (forever-green )
2010-06-24 21:36:42
こんばんは。
村の教育委員会が管理しているのですが、あまり知られていないようですね。港から遠いし。
ダイビングの方は忙しいみたいで。

この学校の子供たちの研究が、座間味港の待合室に掲示してありました。いい研究でしたよ。
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こんなところにも ()
2010-06-23 00:07:35
あまり知られていない場所なのかしら?
傷跡が、今も伝えていますね。

いい環境というか立地で学校がありますね。
素晴らしい!
この立地なら今でも学校に通いたくなります。
生徒たちも穏やかに育っていくでしょうね
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