Sidney Sheldonシドニイ シェルダンの作品です。
主人公のMary Ashleyは、米国の中央部カンザス州の大学教授。
いわゆる田舎暮らしで、外国に一度も行ったことのない彼女が、祖父がルーマニア出身で東欧やルーマニア問題に詳しかったことから、政治的に対立する東西関係の中で、people-to-people外交の目玉として突然、米国大統領から駐ルーマニア米国大使に抜擢される。
彼女にとって成功へのビックチャンスだったが、地元で働く医者の夫と遠く離れては赴任できないと断ると、数日後、夫は突然交通事故で死亡してしまう。
悲しみの中、大統領に説得され、2人の子供とともに自由な米国の象徴として、大使としてルーマニアへ行くことになる。
ルーマニアの大統領と掛け合って問題を解決するなど、やがて外交手腕を発揮し始めた頃、自分が狙われていることに気付く。
誰が何のために、自分の命を狙うのか。
政治的に利用された主人公。その存在を快く思わない世界的な闇組織が、殺し屋を雇って主人公を抹殺しようとする。
犯人は身近にいるのは間違いない。誰を信じればよいのか、結末までわからないサスペンス。
タイトルのWindmills of the Godsは、神のかざぐるま。主人公の人生が、神が吹くかざぐるまということでしょうか。
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