四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

誤報

2006年08月16日 | 選挙

 午前中から、来客があったり、作業があったりで会社にいた。今日もすごい暑さだった。

 夕方、市民新聞が届いて、パッと見て愕然とした。「市議選あれこれ」というコーナーに「選挙運動」が取り上げられていたが、「公務員や消防団員は禁止」と大きな見出しが出ている。公務員と消防団員を同列にして、「選挙運動が禁止されている」とは、全くのでたらめだ。

 現役の消防団員で立候補し、当選された方もこれまでにいくらでもある。もし、選挙運動が禁止されているなら、立候補なんかできるはずがない。もし公務員なら、立候補と同時に失職することになるだろう。選挙に立候補したら、消防団を退団できるなんて話は聞いたことがない。

 すぐに市民新聞に電話して、訂正を求めた。選挙直前であり、運転手や応援弁士、選対の役員に当然、多くの消防団員が関わっていることだろう。その人たちがみんな疑問を持ってしまうし、各候補者はその説明に追われなければいけない。選挙妨害に当たるような記事だ。

 18日には訂正が出るらしいが、よっぽど大きくきちんと訂正してもらわないといけない。消防団員が制限されるのは、消防団の組織を利用した選挙運動だ。

 たとえば「出初式の時に、特定の政治家を応援することを促すような旨の挨拶を団長などがする」とか、「訓練服を着て、団員としての立場で応援演説をする」とか、「消防団が組織として特定の候補を推薦する」とか、「消防団の組織を通して、後援会の勧誘活動をする」とか、そういうことが禁じられているのであって、消防団員が個人として選挙運動をすることが規制されるものでは、全くない。

 民生委員さんと選挙の関わりもよく問題になるが、「選挙の手引き」の問答集には、「民生委員が現職のまま立候補することは認められるか」という問いに対して、「認められると解する」という答えが記されている。地位利用をした運動が禁止されているわけで、それ以外のものまですべて禁止されているのではない。もし民生委員をされている方が立候補される場合は、通常は退任されると思うが、絶対退任しなくてはならないとか、自動的に失職するというものではない。

 消防団員はそれとは全く比較にならないくらい、問題がない。今回の記事は消防団員の勧誘、選挙応援のお願いの両方にとって障害となる。ひどい誤報だ。

 夜は、小源太の誕生パーティをした。今日で2歳になった。心なしか、ぶつかってくる圧力も強くなっているような気がする。2年はあっという間だったような、長かったような…。来年はどんなになっているだろうか。


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