午後、京都市の池坊短期大学で、きょうとNPOセンター設立10周年フォーラム「社会を変えるために、今、必要なものとは」が開催され、光くんと一緒に参加した。
NPO法ができて10年が経つが、NPOと活動資金の問題はますます重要なものになっている。
フォーラムでは最初に、三菱UFJリサーチ&コンサルティング㈱の水谷衣里研究員が基調報告をされた。
NPO法人で5000万円以上の予算を組んでいるところは、ほんのわずかしかないそうだ。また、法人数が増えても有給職員数は減っているというのが現状だ。
そのために、きょうとNPOセンターでは、「京都地域創造基金」をつくり、これを財団法人化することを目指しておられる。公益財団法人となり、京都府内のNPOへの事業融資や活動支援のための寄付を募っていく考えだそうだ。
パネルディスカッションでは、せんだい・みやぎNPOセンターの加藤哲夫代表理事などがNPOと資金の問題について、議論を深められた。
情報開示の必要性とそれによって寄付が集まる仕組みについての報告を聞き、フロンティアでも来年度、「情報公開をさらに進める」という方針を掲げようと思った。
賛助会員など、薄く広い支援者を募っていくことが、活動充実のためには大切なことだと感じた。
最後にきょうとNPOセンターの深尾昌峰常務理事が、「京都地域創造基金」への寄付を求められたので、それに応じて少し寄付をした。
NPOの活動基盤の安定で、市民生活が豊かで潤いのあるものになるよう、そういう願いを込めて、これからも「京都地域創造基金」の発展に協力していきたいと思う。