視察3日目は富山駅にて。「あいの風とやま鉄道」を調査した。
北陸新幹線の金沢までの開業に伴い、北陸本線は並行在来線となった。そのため、富山県が三セクで開業したのがこの「あいの風とやま鉄道」だ。
北陸新幹線の敦賀以西ルートの議論も白熱してきており、今後、われわれにも並行在来線問題が降りかかってくるかもしれない。いろいろとお話を聞かせていただき、参考にさせていただいた。
調査の後は現実に「あいの風とやま鉄道」に乗って、金沢駅に向かった。そこからは北陸本線のサンダーバードに乗り換えて、京都まで帰ってきた。京都からは山陰線で一路、綾部へ。
16時半から、綾部工業研修所(諏訪吉昭理事長)の50周年記念式典に出席した。
日東精工を中心として地場の製造企業が従業員の研修の場として自主的に運営してこられ、50年の長きにわたって続いていることによって、「ものづくりのまち・綾部」は守られてきたのだということを改めて実感した。
最近では京都工芸繊維大学の協力による上級講座も開講されるようになったそうだ。
記念講演では日東精工の材木正己社長が「ものづくりは人づくり」と題して講演され、日東精工の企業理念などについても説明していただいた。