14日㈰、朝からトランプ前大統領が狙撃されたニュースで持ち切りだったが、9時半に福知山市のSECカーボンスタジアムへ。次男・温二郎の綾部中学校野球部員としての最後の中丹総体の試合を応援に行った。
気合いを入れるためにとレギュラー選手の多くがこの日のために丸刈りして試合に臨んだ。温二郎は元から丸刈りだが…。
試合開始予定は10時だったが、雨が降りそうだったので早まったのか、9時40分頃にはプレイボールとなった。相手は福知山市の桃映中学校で、温二郎は背番号4番、8番セカンドで先発出場した。
立ち上がりは両者互角で進んだが、綾部中学校は最初の得点のチャンスに温二郎も内野ゴロでヘッドスライディングしたがアウトになり流れをつかみきれないまま、ワイルドピッチで2回と3回に1点ずつ取られて悪い展開になってしまった。
途中から雨が強くなり、なかなか綾部中学校は得点ができず点差が開いていったが、宮嶋キャプテンを中心に、選手たちは最後まで切れずに声を出し続け、仲間を鼓舞して頑張っていた。
0対6で最終回の攻撃へ。ツーアウトになって8番の温二郎に打順が回ってきた。「おんじ!最後に一発ヒット打ってこいよ!」とスタンドから声をかけた。
温二郎はツーストライクに追い込まれながらも、ボールを選び、何球もファウルで粘り、フルカウントで左中間にヒットを打ち返した。
これまで見た中で一番良いヒットだった。執念のヒットを打って、1塁上でガッツポーズして喜びを爆発させていた。
このヒットによって、ただ一人、レギュラーではなかった仲の良い同級生に代打出場の出番を回すことができて、本当に良かった。
結果は凡退でホームを踏めずに負けてしまったが、最後まで諦めずにプレイした彼らの姿に、応援に駆けつけた保護者、関係者の皆さんはあたたかい拍手を送ってくださっていた。雨の中、多くの方に応援にお越しいただき、本当にありがとうございました。
中学3年間はもちろん、少年野球時代から一度も「練習に行きたくない」と言わず、暑い日も寒い日もグラウンドに立ち続けた温二郎は立派だったと思う。
身体も小さいままだったのに、根性でよく頑張った。最後のヒットはいつまでも目に焼き付けておきたい。野球部の先輩保護者である足立征子さんには、すごく良い位置で動画を撮っていただき、本当にありがとうございました。
野球部の仲間の皆さんには本当にお世話になりました。3年生がたくさん揃ったので、良いチームができたと思います。
試合後、一番悔しそうに涙を流していたキャッチャーの四方翔貴くんには、小学生の時に綾部ファイターズに入る前から温二郎の野球に付き合ってくれて、ここまで良いチームメイトでいてくれてありがとう!これからも仲良くしてもらえたら嬉しいです。
野球部顧問の塩見太嘉良先生、芦原慎平先生にも大変お世話になり、ありがとうございました。末っ子が多く、気ままな子ども達を粘り強く指導し、良いチームにしてもらったと感謝しています。
三人がキャプテンに、一人が副キャプテンに立候補した際も、子ども達に話し合いをさせ、一人のキャプテンと三人の副キャプテンをつくってチームをまとめていくようにして、最後はそれぞれが役割を果たしたのではないかと思います。
温二郎の野球の夏はこれで終わりましたが、これからは勉強や生徒会活動に頑張ってほしいと思います。8月末には並松町ソフトボールチームの選手として、自治会対抗ソフトボール大会で活躍してくれることにも期待しています。
高校で野球を続けるのか、違うことをやるのかは本人の判断に任せており、親としては、ただ自分がやりたいことをこれからも精一杯やってほしいとだけ願っています。