バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

アレだけどアレなのでアレしたい

2021年10月10日 20時19分20秒 | 仕分け作業(夜勤)
先日、私は“荷物を一つ一つ仕分けするポジション”に配置されていたのだが、その直前に“作業用台車(スーパーの買い物カートのカゴ部分が平らな板になっているようなもの)の安全な使い方に関する映像”を見せられ、正社員から「気を付けて作業して下さい」と言われた。通常、カートは押して使う。その時に握る棒がある側を“後方”とするならば、荷物を載せたりするのは“前方”ということになる。

まぁ、言われるまでもなく… 本当に安全第一で作業を行うならば、“カートを押して移動したらブレーキを掛けてカートの前方へ移動、そこで複数の荷物を載せてからカートの後方に戻ってブレーキを解除、狭い通路で180度クルリと転回、カートを押して一つ目の荷物を入れるべき箱の近くで停止、ブレーキを掛けて再び前方へ移動、そこで荷物を取り上げて仕分け用の箱に入れて…”という時間のかかる動作を繰り返すべきなのだろうが、私を含めた多くの人がそのようにやっていない(と思う)。

そこで私は「この話(カートの安全な使い方)は分かるんですけど… ちょっと前から、“荷物を仕分けるポジション”になった人の“一時間当たり何個の荷物を処理したかという数値”と、それが目標数値よりも上か下かなどを一覧表にして、翌日に配ってますよねぇ? いくら“慌てずに作業して下さい”って言われても、あんな表を見せられたら、意識しない方がおかしいと思いますよ」と言った。

もしも、一覧表を配る狙いが、会社側の言うように“自分自身のモチベーションを上げるため”ならば、わざわざ全員に配布する必要はなく、“自分の数値を知りたい人”が聞きに来た時に、その数値を伝えればいいだけの話である。やはり、我々に競争させて生産性を上げようとしているに違いない。まぁ、そこは会社なので、それが悪いとは言わないけれど… ちょっとだけ気分モヤモヤの私である。

また、その数値を出すための“処理した個数”についても問題がある。もしも、あなたが郵便配達員だったとして… 仮に「小包だろうが封筒だろうが、一つ配達するごとに10円が給料に加算される」と言われたら… 重くて大きい小包を配達したいとは思わないだろう。軽くて小さい封筒ばかり配達した方が、楽して多くの給料をもらえるのだから… ま、そういう細かいところがアレではあるけれど、全体的にはアレなので、私はできるだけアレしたいと思っている。ハハハ…(なんのこっちゃ!)