現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

名鉄ホール「おんなの家」観劇

2007-07-24 07:17:37 | Weblog
いつもは名鉄デパート前で虚無僧している私ですが、
今日、名鉄劇場で「おんなの家」の芝居を観てきた。
きっかけは、昨日、井上順さんに会って握手をして
もらったことから。名鉄で芝居に出演しているとの
こと、そして偶然にも今日の11時の公演の招待券が
手に入った。しかも前から2列目の席。11時でも即
行けるという自由の身。「呼ばれたな」と思った。

橋田壽賀子作、石井ふく子演出。昭和49年TVドラマ
として放送されたものの芝居化とか。ストーリーは、
東京神楽坂の炉端焼き店「花舎」の4人姉妹。
といっても次女は亡くなっていて、その遺児さくらを
四女(藤田朋子)が母親代わりに育ててきた。
長女(高橋恵子)は三回も結婚に失敗して出戻り。
三女(熊谷直美)は夫に死別して保険金1億円ほど
持っている。という4人それぞれの人情ドラマ。

父親が亡くなり、相続税1億4千万円の支払に窮し
ている。売るにしても、バブルはじけて2億円に
しかならない。。それぞれの長い老後を考えると
どうするか、すったもんだの末、はな子は嫁に行き、
三人力を合わせて店を守っていこうという結末になる。
笑いあり涙あり、泣き笑いの3時間半。テンポ良く、
解かりやすいストーリー展開に十分楽しめた。

広い客席を見ると、女性ばかり。男性は10人ほど
しかいない。ホントに今の世の中、「男なんかいなく
たって」という時代になったが、これが30年も前の
作品ということに驚かされる。私の「一休語り」にも
大いに参考になった。