現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

自然への回帰

2008-12-19 23:16:15 | 社会問題
名古屋市内の街路樹が今美しい。銀杏がみごとに黄色く
色づいている。例年なら、葉が落ちる前に枝葉が伐り取ら
れてしまうのだが、今年は、伐採作業が遅れているようだ。
市の財政逼迫のためだろうか。請負業者は仕事が無くなって
困っていることだろうが、おかげで、輝くような黄色の街路樹
が楽しめれた。街路に面した家々にとっては、枯葉の掃除と
いう負担を強いられている。ご苦労さま。それぞれが痛みを
分けあって自然に回帰。これもいいことでは?

神田知事が尊敬する人物は、米沢藩主の上杉鷹山とか。
天明の大飢饉の中で藩の財政を立て直した名君だ。藩士の
リストラ策は“帰農”。なるほど、これから続出する失業者
は、農業、林業、漁業などの一次産業に従事させるべく、
国家的大事業を展開すれば、食料の自給率も上げられ、
一石二鳥だ。中国地方など、住民が離散し、荒れた田畑が
たくさんある。過疎地対策にもなる。いっそ首都機能の移転
話も復活したらどうだ。公共事業の需要拡大この上なし。

2011年人類滅亡

2008-12-19 21:20:55 | 社会問題
小学校教師が大麻、JR車掌が女子高生をトイレで強姦、
法の番人であるはずの裁判所書記官までが公文書を偽造
して金を着服。中国産を国産と偽る偽装などのニュースが
後を絶たず。もう世の中メチャクチャ。誰も、何も信じられない
世の中となった。

もう何十年も前に観たアメリカ映画。流星が地球に激突した
のか、空は厚い雲で覆われ、陽がささないため作物は実らず、
人類は飢餓に陥る。都市の機能は停止し、人々は家の周りを
有刺鉄線で幾重にも囲い、隣人とも喰うか喰われるかの私(死)闘
を繰り返す。ビルの屋上で栽培するわずかの野菜を奪い合うのだ。
着る物も無く、裏切り者が出ると皆でなぐり殺し、下着まで剥ぎ
取って、それをまた子供達が奪い合うというシーンだけが記憶に
残っている。
また、ウイルスに感染して、町中の人が皆 理性が働かなくなり、
父親が娘を犯すという映画もあった。

今「地球が止まる日」とか「感染列島」などパニックものの映画
が封切られている。
「太陽の黒点の異常、磁場の変化、地球の自転の停止などで、
人々の行動がおかしくなり、家庭・学校の崩壊、食料危機、金融
危機、国家崩壊の末、2011年には人類は滅亡する」というマヤの
予言も、現実味を帯びてきた。

忘年会

2008-12-19 21:01:05 | 社会問題
忘年会シーズンでも「飲み屋やスナックは悲鳴をあげて
いる」とのニュース。大衆飲み屋の「むらさき」もつぶれた。
しかし、金曜ともなると、名古屋駅前はすごい人。飲み屋も
満席。まだまだ名古屋は元気だ。いや、しのびよる不況の
影におびえながら、一睡の夢に浸っているのか。

私も今冬は2件の忘年会に誘われた。今年は懐も豊か。
何年ぶりかで、そのような席に参加した。すごい盛況だ。
結構食べて飲んで、それぞれ4,000円以内で済んだ。たしかに、
バブルの頃は7~8,000円が相場だった。その半額では飲み屋も
商売上がったりなのだろう。閑古鳥が鳴いているのは 高級割烹
やクラブか。

価格破壊 1

2008-12-19 13:29:25 | 社会問題
「これ24金」「俺のは白金」「僕のはヒャッキン(百均)」
( 『羞恥心』のギャグだったか?) バブルの頃は高価な物を
買って自慢した。今や安く買って自慢する時代になった。
百円均一ショップで大抵の物は買える。すぐダメになる物も
あるが、また買えばいい。使い捨ての時代だ。
ネクタイもバブルの頃は、1万~3万もするのをしめていたが、
今は100円ので充分。ディスカウントショップでは32円~58円で
売っていた。背広も7~15万していたのが、今3万円で2着買
える。カッターは450円。靴下は80円。ズボンも980円。

バブルの時さんざんいい思いをさせてもらった。今はもう何も
欲しくない。タンスも要らなくなった。下着など3着あればいい。
洗って干して、乾いたらハンガーからおろしてそのまま着るから、
たたんで仕舞う必要がない。夏、冬1シーズン着たら捨てる。
次のシーズンでまた買えばいい。生活改善でどんどん物が無く
なり、部屋がスッキリしてきた。こんな生活が夢だった。




価格破壊 2

2008-12-19 11:12:25 | 社会問題
自動車業界は大変だ。トヨタがこければ、関連会社、
下請け業界は悲鳴をあげている。好調だった名古屋市も
愛知県も税収の落ち込みでまっさお。緊急事態発令とか。

「ガソリン値上げで車に乗れない」とかでマイカーを手放し
た人も多いと聞く。中古車市場もダブついているらしい。
そのガソリンが今は90円台。原油価格は4分の1に下落とか。
もう世の中しっちゃかめっちゃか。

ガソリンスタンドのお兄さんから「掘り出し物ですよ」と、
中古車を勧められた。3万kmしか乗っていないトヨタカリーナ。
外装は傷も無くピカピカ。座席シートにはまだビニールがかぶせ
てある。新車同様だ。価格は、車検も登録費用も込みで43万。
尺八より安い。私の車はもうボロボロガタガタ。車検とタイヤ交換、
修理費用等で40万近くになるから、買い換えた方が得だという。
マネージャーの鈴花も了承。買ってくれることとなった。

刀や本を手放したからか。こだわりの心を捨てきると、必要な
ものが入ってくる不思議。ありがたや ありがたや。

出口くん

2008-12-19 10:06:44 | 社会問題
派遣切り、期間工解雇。大変な時代になった。
「クライスラー社1ヵ月操業停止」のニュース。
世はますます“暗いすらー”。

3年前、名古屋駅で悪戯者に天蓋を奪われた時、
取り返してくれた出口君。彼もトヨタの期間工で、
仕事が開け、名古屋に出てきて、24時間開いて
いるネットカフェを探しているというので、うちに
泊めてあげたことがあった。
助けてくれたお礼に尺八を教えてあげたら、彼は
尺八一本持って四国に行き、さらに奄美大島まで
行った。
1カ月後、律儀に尺八を返しにやってきて、私の
前で『下がり葉』を吹いて聞かせてくれた。わずか
1カ月の自己流だが、地の叫びのような魂のこもった
音は、今でも耳に残っている。私以上に放浪の
虚無僧人生だ。彼は今どうしているやら。

筑前琵琶川村旭芳さん

2008-12-19 09:42:39 | 筝尺八演奏家
12/14 神戸での筑前琵琶上原まりさんが主宰する
旭堂会の演奏会に賛助出演してきた。名古屋の
久世旭如さんの尺八伴奏でついて行ったのだが、
ついでに上原まりさんの『炎』にも即興で合わせる
こととなった。上原まりさんは、元宝塚のトップスター、
ベルバラのマリーアントワネット役を務めた方。
さすがオーラが出る。筑前琵琶は薩摩のように板を
叩いたりしない繊細な奏法なのだが、それでも迫力が
ある。私も思いっきり持てるものを総て出し切って
尺八を吹いた。
客席も200名ほど、8割方埋まっていた。琵琶の会で
50名以上というのは、私としては初めて。

上原まりさんの人気かと思いきや、上原まりさんは
今東京に住んでいて、実質神戸で活躍しているのは
川村旭芳という若い女性。上原まりの“動”とは対象
的に“静”の演奏だが、“花”がある。容姿も声も
琵琶の響きも美しい。演目は『村上喜剣』。琵琶を
聴いて初めて泣けた。帰宅して彼女のH.P.を検索して
みると、関西ではさかんに活動している売れっ子と
知る。川村旭芳さんのファンも多かったようだ。


あと2週間

2008-12-19 09:03:48 | 今後の予定
12/14筑前琵琶上原まりさんとの共演も無事終わって、
今年は後2件。

12/22 13時開演
   中村文化小劇場 ぞう列車合唱団主催
   『子供の幸せと平和を願う音楽会』で
   「アメイジンググレース」と「コンドルは飛んでいく」の2曲を演奏

12/25 18時から食事 19時から演奏
   岐阜県多治見市の現代陶芸美術館(セラミックパーク)内の
   レストラン・クレイでディナーショー
   演奏 薩摩琵琶:糸井藍水 尺八:一路 鳴り物:鈴花

クリスマスのディナーショーで琵琶と尺八???!
いいんでしょうかねぇ。お客さんゼロだったらどないしょう。
7,000円だそうです。
出し物は『雪女』。糸井さんの迫真の芸で、身の毛も
よだちますぞぇ。帰りが怖い。雪にならねばいいが。
そういえば今年の正月、アピタで「雪が降る」を演奏したら、
ホントに雪が降ってきたっけ。