現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

中村ぞう列車合唱団

2008-12-21 21:36:17 | プロとアマ
12/21 中村小劇場での『ぞう列車合唱団発表会』無事終了。
ところで「ぞう列車合唱団」って?私も知らなかったが、
戦争中、各地の動物園では、食料事情も悪く、また空襲など
で逃げ出しては危険とのことで、ほとんどの動物が殺された
そうな。名古屋の東山動物園でも、戦争を生き抜いたのは
279種961匹のうち、象2頭・チンパンジー1頭・鳥類が23羽
のみだったとか。

そこで戦後の復興と平和の象徴として、名古屋の東山動物園の
象を見るツアーが企画され、全国から1万5,000人もの子供たち
が列車に乗って、名古屋まで来たそうな。そのことが、TV
ドラマになり、また藤村記一郎によって「ぞう列車がやってきた」
という歌が作られた。そしてその歌を歌い継ごうという合唱団が、
これまた全国各地にできたようだ。その一つが「中村ぞう列車
合唱団」。

「子供たちの幸せと平和を守る」をモットーに掲げており、
「憲法9条を守る会」や民生、生協などの活動メンバーとダブって
いる。そこで、今日の公演も、「保育園の民営化反対」という
政治色がからめてある。踊りあり、歌あり、コントありの中で、
私が虚無僧姿で登場して「アメージンググレイス」と「コンドルは
飛んでいく」を尺八で吹くのだ。はてさて、前後の脈絡をつけるのに、
頭を悩ました。盛り立て役である。プロとしての存在感を示さな
ければならず、出すぎてもいけない。

「今日は会場は超満員、混んどるのォ、では今度はコンドルで」
とギャグを飛ばして、大いに面目を果たした。