Sさん秘蔵の「如水」の尺八。以前から欲しがっていたの
ですが「50万以下では売らない」とのこと。それが、
5~6年の歳月が過ぎて、「もう、あげるわ」と。
感謝感激、涙雨霰(あられ)。昨日、ありがたく
いただいてきました。
宮尾登美子の小説『一絃の琴』にも、そんなクダリが
ありました。「名器は、それを持つべき人の手に
渡ってくる」と。
「三島如水」師は、私が18歳で 虚無僧の旅に出た時、
富森虚山師の紹介を得て、「天蓋」をお借りしたご縁が
ありました。
師の尺八は、形状も立派で、品と風格があり、音色には
深みと色艶があり、古いタイプなのに、音律が平均律に
合っているから素晴らしい。“幻の名器”です。
さて、「如水」の尺八が手にはいった途端、今までの
尺八が吹けなくなったのです。乙の「ロ」(=筒音、
最低音)が全く出ず、甲になってしまうのです。
摩訶不思議、
ですが「50万以下では売らない」とのこと。それが、
5~6年の歳月が過ぎて、「もう、あげるわ」と。
感謝感激、涙雨霰(あられ)。昨日、ありがたく
いただいてきました。
宮尾登美子の小説『一絃の琴』にも、そんなクダリが
ありました。「名器は、それを持つべき人の手に
渡ってくる」と。
「三島如水」師は、私が18歳で 虚無僧の旅に出た時、
富森虚山師の紹介を得て、「天蓋」をお借りしたご縁が
ありました。
師の尺八は、形状も立派で、品と風格があり、音色には
深みと色艶があり、古いタイプなのに、音律が平均律に
合っているから素晴らしい。“幻の名器”です。
さて、「如水」の尺八が手にはいった途端、今までの
尺八が吹けなくなったのです。乙の「ロ」(=筒音、
最低音)が全く出ず、甲になってしまうのです。
摩訶不思議、