大阪市天王寺区が、区のポスターなどを民間デザイナーに
手掛けてもらおうと、「任期1年、無報酬」の条件で募集
したところ、プロのデザイナーたちから「業界をバカにしている」
などと批判が相次ぎ、計画を取りやめた。という一件について。
「無報酬ではやれない」というのがプロのデザイナーの。
“誇り”なのでしょう。
一方で、売れないデザイナーにとっては、「無報酬でも
提示して、採用されれば 名も売れるチャンス」と喜んだ
ことでしょう。
無名デザイナーの発掘、プロへの登竜門と考えれば
良かったのかな。
抗議した人たちの言い分は、「無報酬でも引き受ける
デザイナーが出てくると、自分たちの仕事が無くなる」
という心配のようです。
それは尺八の世界も同じ。詩吟の伴奏など、素人さんが、
無償や、5千円~1万円で引き受けるものだから、
“詩吟の伴奏50年”の私でも、ギャラは1~3万円。
20年前は7~10万円だったのに、大幅な下落です。
プロとアマは歴然と違うのに、その違いが理解されない
くやしさは いかんともしがたい。
しかし、需要と供給。詩吟の伴奏の仕事は ますます
無くなるのだから、仕事をいただけるだけでも万々歳。
と感謝して、ギャラよりも、いかに吟者に喜んでいただ
けるか、それが仕事の喜びとしています。
桂文珍の落語。「うちの(吉本興行)社長、もう90(歳)でっせ。
この前ね、『あぁ~、この歳になったら、もう銭もいらん。
女もいらん。お客さんが喜んでくれる、その顔を見るのが
生き甲斐や。ところで文珍君、君はどうかね』って聞くもんだから
『はい、私もそうです』と言ったら『君もそうかね、じゃ
ギャラいらんな』って・・・・・・」
手掛けてもらおうと、「任期1年、無報酬」の条件で募集
したところ、プロのデザイナーたちから「業界をバカにしている」
などと批判が相次ぎ、計画を取りやめた。という一件について。
「無報酬ではやれない」というのがプロのデザイナーの。
“誇り”なのでしょう。
一方で、売れないデザイナーにとっては、「無報酬でも
提示して、採用されれば 名も売れるチャンス」と喜んだ
ことでしょう。
無名デザイナーの発掘、プロへの登竜門と考えれば
良かったのかな。
抗議した人たちの言い分は、「無報酬でも引き受ける
デザイナーが出てくると、自分たちの仕事が無くなる」
という心配のようです。
それは尺八の世界も同じ。詩吟の伴奏など、素人さんが、
無償や、5千円~1万円で引き受けるものだから、
“詩吟の伴奏50年”の私でも、ギャラは1~3万円。
20年前は7~10万円だったのに、大幅な下落です。
プロとアマは歴然と違うのに、その違いが理解されない
くやしさは いかんともしがたい。
しかし、需要と供給。詩吟の伴奏の仕事は ますます
無くなるのだから、仕事をいただけるだけでも万々歳。
と感謝して、ギャラよりも、いかに吟者に喜んでいただ
けるか、それが仕事の喜びとしています。
桂文珍の落語。「うちの(吉本興行)社長、もう90(歳)でっせ。
この前ね、『あぁ~、この歳になったら、もう銭もいらん。
女もいらん。お客さんが喜んでくれる、その顔を見るのが
生き甲斐や。ところで文珍君、君はどうかね』って聞くもんだから
『はい、私もそうです』と言ったら『君もそうかね、じゃ
ギャラいらんな』って・・・・・・」