現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

桃太郎はモーセ?

2016-02-14 22:20:31 | 虚無僧日記

3月3日は「桃の節句」。桃の加護によって女児の健やかな成長を祈る日。

「桃」は、古来、中国では「邪気を祓い不老長寿の果物」とされてきた。

古事記』には、伊弉諸尊(イザナギのみこと)が、妻(イザナミ)を追って

黄泉の国に行ったが、そこで見たのは蛆がわいて醜悪な妻の姿だった。

イザナギが驚いて逃げ出すと、鬼女が追いかけてき、桃を投げつけると

退散したとある。

 

そこで「桃から生まれた桃太郎」の話。竹から生まれたかぐや姫同様、

全国各地にあるそうな。愛知県の犬山市にも「桃太郎神社」がある。

川の上流からどんぶらこどんぶらこと流れてきた。似た話が聖書にあった。

「モーセ」だ。モーセは、葦の舟に乗せられて、ナイル川に流され、王族の妃に

拾われて育てられたという。そして長じて、神の託宣を得て、イスラエルの

民をエジプトから救いだし、カナンの地に向かう。

 

桃太郎に付き従ったのは、猿、鳥、犬。

干支でいうと、鬼は鬼門、北東の方角。「丑寅」だから、鬼は牛の角と虎の皮のパンツ。

それを退治するには、反対側の南東の「申酉戌」だから猿に鳥に犬。

鳥はその昔はキジが一般的で、日本の国鳥にもなっている。

また、悪が申=サル=去る。酉=キジ=来じ(来ない)。戌=イヌ=去ぬ
といった掛け言葉遊びにもなっているとか。日本人のすばらしい知恵だ。

 

ついでに申せば、「申」は「申せ」でモーセに通じる。これは偶然か、詭弁か。

猿は「猿田彦」で「ヨセフ」=「エフライム族」。イヌは、ライオンで「ユダ族」。

鳥=キジは???

金棒を振り回す赤鬼・青鬼は、鉄と青銅の民の事で、カナンの地に

住んでいた悪魔崇拝のカナンやカインの子孫。モーセは彼らと戦った。

そして、桃太郎は神武天皇の東征を暗に伝えているのではないか。

 「アロンの杖」の画像検索結果

 


建国記念の日

2016-02-14 20:11:01 | 虚無僧日記

建国記念の日(National Foundation Day)

「建国記念日」とすると、歴史的には定かでないため、あえて「建国記念の日」と

「の」がはいっているのだそうだ。

「建国をしのび、国を愛する心を養う国民の祝日」として、1966(昭和41)年

国民の祝日になった。

この日は戦前は「紀元節」。戦前なら国民の皆が知っていたであろうが、

「誰がいつ建国したのか?」現代人に質問したら、もう70%の人が答えられ

なかったとか。

現天皇の祖、初代「神武天皇」が即位された日。日本書紀』に、紀元前660年

1月1日 (旧暦)即位したとされているそうだ。

むろん、史実とは誰も認めていない。そももそ、4~6世紀までは「倭」であり

「大和」の国だった。正式に「日本」と定められた時期は定かではない。

 『新羅本紀』では「670年、倭国が国号を日本と改めた」とされている。

しかし、天武天皇の治世(672年 - 686年)に成立したとする説。

701年(大宝元年)の大宝律令の成立の前後に「日本」表記が成立した

とする説などがある。ようするに、倭国が「日本国」となったのは670~701年頃。

 

 


韓国女優「ぺ・ドゥナ」

2016-02-14 16:51:47 | 虚無僧日記

 

 韓国映画「ハナ 奇跡の46日間」

韓国と北朝鮮の二人の卓球選手。ライバルだが、最終的には力を合わせてダブルスで

強豪中国を破って優勝するというストーリー。

韓国のヒョン・ジョンファを演じるのはハ・ジウォン。そこそこ美人。明るく、愛されるタイプ。

 「ハ・ジウォン」の画像検索結果

 

片や、北朝鮮のリ・ブンヒに役の「ペ・ドゥナ」。冷たく、無表情、中性的で色気ない。

だが、「美人は三日で飽きる、ブスは三日で慣れる」のとおり、ドラマが進んでいくうちに

「ぺ・ドゥナ」の方に惹かれていくのは、なんなんだ。韓国映画に無知な私は

知らなかったが、「ペ・ドウナ」は「個性派女優」として、日本やアメリカ映画にも

出演しているスーパースターなのだそうだ。デビュー作が「リング」というから

強烈。 無表情だが、その目に吸い寄せられる。目だけで演技できる女優だ。

「ぺ・ドゥナ ハナ 46日間の」の画像検索結果

 

 

 「ぺ・ドゥナ ハナ 」の画像検索結果

 最後に、アメリカ映画でこの顔作り、まったく別人。この変身振りはすごい。

171cmの長身。36歳と知って、またまたビックリ。

 「ぺ・ドゥナ」の画像検索結果

 

 

 


韓国映画「ハナ奇跡の46日間」

2016-02-14 08:48:04 | 虚無僧日記

韓国映画 『ハナ 奇跡の46日間』を観た。感動した。

2012年韓国で公開。日本では2013年に公開された映画。

20年前の1991年 千葉県で開催された「第41回世界卓球選手権」で

南北朝鮮が初めて 統一チーム『コリア』を結成、女子団体戦で競合中国を

破って優勝した実話を基に作られたドラマ。

今、北朝鮮がおかしなことになってきている時代だからこそ、20年前に

一時的にも「統一」が図られたことを 思いださせる意図で制作されたようだ。

そうした政治的メッセージを織り込んでの、対立から和解、友情と団結が勝利

を導いたというサクセスストーリー。優勝したという結果がわかっているから、

ハラハラしながらも、その裏のすさまじい葛藤がうまく描かれ、楽しめた。

それにしても、俳優というのはすごいものだ。卓球の選手から特訓を受けて

プロ並みの技術を演じている。実際の試合以上に、白熱して見応えがある。

なお韓国語の「1」は「イル」だが、「ハナ」とは、日本語の「ひとつ」に当たる「1」。

この映画の英語名は「AS ONE」。統一を意味しての「ハナ=1 ひとつ」とか。

https://www.youtube.com/watch?v=okaF3oRpxUc&feature=player_embedded

 

実際はダブルスでは中国に負け、最後北朝鮮の選手がシングルで中国を破り、優勝したのだが、

映画では、最後にダブルスで力を合わせて勝ったという感動物語に作り変えられている。

また、中国の選手は年長で 憎憎しげに演じているが、対戦相手の中国選手は

当時はまだ18歳の女の子だったとか。

https://www.youtube.com/watch?v=31OGcFoStp0&feature=player_embedded

 

 映画評論家のコメントも、私の感想と同じ

https://www.youtube.com/watch?v=PQwzNE1lyUA&feature=player_detailpage