現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「美しい国」逆さから読むと

2016-02-22 02:29:42 | Weblog

本日、左派系の団体の誕生会に招かれた。自民や民主からも

引っ張られている私。拙僧は節操がない。

阿倍総理が推奨する「美しい国にっぽん」がけしからんとのこと。

 「うつくしいくに」を逆から読むと「にくいしくつう」だ。なんてことだ。

だが、わからんでもない。

半世紀昔の「古き良き日本への回帰」ノスタルジァでは、時代錯誤と

いわれても仕方ない。なんて虚無僧の私が云うのはヘンか。


実は、安倍総理の父君、晋太郎氏にはお世話になった。(社)邦楽
振興協会」を設立して、高円宮様を総裁に、安倍晋太郎氏を名誉会長
に迎えて、さまざまなイベントを企画し公演したことがあった。
大企業も後援してくれ、2000万円もの協賛金が集まった。ところが
その金を一部理事たちがさらに増やそうと、不動産投資に走り、
バブルがはじけ、破産してしまった。
それをマスコミがかぎつけて、文部省の管理責任が問われるハメに。
すると、安倍晋太郎先生は、「名前を勝ってに使われた」と告訴に
及んだ。結局これは、晋太郎先生も亡くなられて、告訴取り下げ、
被害者がいるわけではなく、うやむやになって、今では忘れ去られた。

私の名古屋左遷もこの事件と無関係ではない。
安倍晋太郎は、学校教育へ邦楽を取り入れる事を推進するなど、
邦楽家にとっては救世主だった。それを受け継ぐ安倍総理に期待はして
いるのだが、それが五割の国民が反対では、はなはだ困ることである。
全員が納得し賛同してくれる「美しい国づくり」であってほしい。