現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

月の裏側で「かぐや姫」発見?

2016-02-19 09:50:14 | 虚無僧日記

月の裏側で発見された「かぐや姫」? なんと15万年前に月面に                                             墜落したと思われるUFOから二体のミイラが発見されたという。

https://www.youtube.com/watch?v=42cIaJrj6PQ&feature=player_detailpage

 

YouTubeには このたぐいの映像が満載。もう何を信じていいのやら。

 そこで「徒然草」の第73段。こちらは700年昔の人の真実の声。

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世間で語られることは、だいたいは嘘八百である。実際の状況以上に
話をこしらえて言いふらすものだから、月日が流れてそれが実話と                                           なってしまう。

専門分野の話などは、その道に疎い人は まるで神様の言葉の
ように崇めるけれど、事情通にとっては価値のないものだ。

皆がおもしろがる嘘は、ひとりだけ「違うのでは」と思っても
黙っていれば、その嘘を肯定した証人にされてしまって、                                                  嘘がますます真実になってしまう。

とにかく嘘が多い世の中。嘘はどこにでもあり珍しくないものだと
思っておけば間違いない。

そうは言っても神仏の奇蹟や、それに準ずる人の伝記を                                                  信じてはいけないということではない。これらは中に混じっている                                             世俗の嘘を本心から信じるのもバカバカしいし、「まさかそんな」と                                            言い立てるのも大人げないので、おおよそに関しては 真実の話                                             だとして処理して、かといって全てを信じるのではなく、また疑って                                           侮ってもいけないのだ。

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最後の「神仏の奇跡」についての受け止め方がすばらしい。


本物かレプリカか

2016-02-19 08:42:34 | プロとアマ

名古屋城の本丸御殿の再建で、その襖絵の複製も進んで
いますが、河村市長が「複製品より本物を展示してはどうか」
と提起して物議を呼んでいます。本物は 空襲の直前に
持ち出され保管されていたもので、すべて重要文化財に
指定されています。そのまま展示すれば 劣化も進む
ことから関係者は反対していますが、市長は考えを
変えないとのこと。

たしかに、本物には重みがあり、複製品は所詮レプリカ。
心血注いで模写をしている方々には失礼ですが、明るく
きれいすぎて、安っぽく見えます。芸術性を感じさせない
のです。

もっとも、本丸御殿も所詮レプリカですから、襖も模写で                                                       いいでしょう。本物は天守閣のガラス・ケース内で順次                                                     公開すればいいでしょう。

河村市長は、天守閣も、建設当時の木造で建て替えよう。
金の鯱(しゃちほこ)も創建当時の純金で造り直せと、
本物にこだわっていますが、財政難の折、その必要が
あるのでしょうかね。

火事で江戸城天守閣が焼けた後、保科正之は、「今の世に                                                  必要ないと再建を止めさせました。

「河村」対「保科」、さてどちらに軍配が上がるでしょう。