現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

詩吟と長寿の因果関係は?

2018-01-25 21:49:27 | 虚無僧日記

詩吟愛好者の平均年齢は80歳近いのではないでしょうか。

でもみなさんお元気です。

そこで面白い話を耳にしました。詩吟は健康にいい。

大声を出す。腹式呼吸で声を出すことが長寿の秘訣。

そのことは、現役の人たちを見れば判ることだが、それを調べた研究は無い。

科学的にまだ証明されていない。どこぞの医療機関で調査してもらいたいが

誰もやろうとしない。やってくれない。それは・・・・

 

「詩吟が健康長寿につながる」となると、医者が困るからだというのだ。

医者は病人を作ってこそナンボ。だから検診を勧めるのだという。

検診で検査値の大小をことさらに騒ぎたてて手術を施せば、医者は儲かる。

詩吟でみな健康になってしまうと医者は儲からない。

というわけで、詩吟は絶滅寸前。もったいない話です。

 


詩吟の未来

2018-01-25 21:47:35 | 虚無僧日記

詩吟が壊滅状態にあるのは、詩吟愛好家の層が高齢であり、音程もロクに

とれない、詩吟の声も出せないという人がほとんどだからでしょうか。

音程もしっかり、声も美しいスターが出れば、再興の余地はあるでしょう。

詩吟の家元の娘である歌手の「石原詢子」、そして今話題の「千本桜」を

歌っている「和楽器バンド」の「鈴華ゆう子の」に一縷の期待をかけたいものです。

 

https://www.youtube.com/watch?v=olguD6WJ3Qc

 

https://youtu.be/0m1y7m0HkvQ

 


詩吟の過去、現在、

2018-01-25 21:46:36 | 筝尺八演奏家

 私の師「堀井小二朗」氏は、昭和30年代、詩吟の発展に大きく貢献しました。

当時、大野恵三氏が自由形式の新体詩を作り、それに堀井小二朗が作曲して

詩吟の大きな大会や NHKラジオでも度々放送されたものでした。楽器の編成は

筝は高低二面に低音の十七絃、尺八も二人、それに効果音として鉦、太鼓などの

鳴り物をいれて6重奏。舞台の下のオーケストラボックスで演奏したものです。

全詩に 各パートの手付け(作曲・作譜)をするのですから、作曲料をいだたきます。

その額が50万円。そして演奏者には一人5万円のギャラ。6人だと30万円。

併せて80万円。当時は 初任給が、月給4万円。年収でも 5~60万の時代です。

でもこのような会は年に1~2 回あるかないかですから、これでは食べてはいけません。

堀井小二朗氏の生活は悲惨なものでした。

そしてあれから40年。当時を知る人が今 7~80代。あの頃の燃えるような

情熱も消え、詩吟界は亡霊のように唸っている状態です。

私も「昔は・・・」なんて云う歳になってしまいました。