1983年に起きた大韓航空機爆破事件。バーレーンで
日本人が逮捕されたというニュースに衝撃を受けた。
その名前が「蜂谷真一」と「蜂谷真弓」。すぐに、北朝鮮
工作員が日本人になりすましての偽名と分かったが、
「蜂谷」姓はそう多くはない。実は私の妻の旧姓が
「蜂谷」。一人娘だったから、もし私が養子にはいって
いれば、私の名前は「蜂谷伸一」。私の名前を使われた
かと疑ったくらいである。
バーレーンには金賢姫逮捕の2年後に行った。空港で
ここが、金賢姫逮捕の現場かと緊張したものである。
この夢の楽園で、二人はどんな気持ちで座っていた
のかと、思いをはせた。
今でこそ、バーレーンはサッカーで知られるようになったが、
1971年にイギリスから独立したばかりの王国で、その「建国
15周年の祝賀行事」に参加するため、妻と行ったのだ。
バブルの頃で、バーレーンは国王が油田を持っているので、
税金が一切かからない国だった。そこで各国の証券会社が
子会社を設立して、世界を相手に株の売買をしていた。
そんな企業の一つが、日本とバーレーンの文化交流
イベントを開催してくれたのだ。
往復の飛行機はビジネスクラス。連日、王族や大使館員との
パーティ。そこでの琴・尺八の演奏。一生に一度の豪華な旅を
夫婦で満喫した。私にとってはいい思い出の地となった。
さてそこで「月の砂漠」を吹いたが、これが全然受けない。
歌詞を通訳してもらうと、「月夜の晩に王子様とお姫様が
金と銀の鞍を置いて、ラクダに乗って出ていくなんてありえ
ない。盗賊に襲われて殺されるのがオチだ」というのだ。
『月の砂漠』をロマンチックと感じるのは、平和ボケした
日本人だけ。砂漠の生活は厳しい。夜は恐ろしいのだ。
唯一うけたのは『阿波踊り』。太鼓が奏でる激しいリズムに、
みな手拍子をして喜んでくれた。尺八のおかげで、いろいろな
体験をした。
「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。
「一休と虚無僧」で別にブログを開いています。
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日本人が逮捕されたというニュースに衝撃を受けた。
その名前が「蜂谷真一」と「蜂谷真弓」。すぐに、北朝鮮
工作員が日本人になりすましての偽名と分かったが、
「蜂谷」姓はそう多くはない。実は私の妻の旧姓が
「蜂谷」。一人娘だったから、もし私が養子にはいって
いれば、私の名前は「蜂谷伸一」。私の名前を使われた
かと疑ったくらいである。
バーレーンには金賢姫逮捕の2年後に行った。空港で
ここが、金賢姫逮捕の現場かと緊張したものである。
この夢の楽園で、二人はどんな気持ちで座っていた
のかと、思いをはせた。
今でこそ、バーレーンはサッカーで知られるようになったが、
1971年にイギリスから独立したばかりの王国で、その「建国
15周年の祝賀行事」に参加するため、妻と行ったのだ。
バブルの頃で、バーレーンは国王が油田を持っているので、
税金が一切かからない国だった。そこで各国の証券会社が
子会社を設立して、世界を相手に株の売買をしていた。
そんな企業の一つが、日本とバーレーンの文化交流
イベントを開催してくれたのだ。
往復の飛行機はビジネスクラス。連日、王族や大使館員との
パーティ。そこでの琴・尺八の演奏。一生に一度の豪華な旅を
夫婦で満喫した。私にとってはいい思い出の地となった。
さてそこで「月の砂漠」を吹いたが、これが全然受けない。
歌詞を通訳してもらうと、「月夜の晩に王子様とお姫様が
金と銀の鞍を置いて、ラクダに乗って出ていくなんてありえ
ない。盗賊に襲われて殺されるのがオチだ」というのだ。
『月の砂漠』をロマンチックと感じるのは、平和ボケした
日本人だけ。砂漠の生活は厳しい。夜は恐ろしいのだ。
唯一うけたのは『阿波踊り』。太鼓が奏でる激しいリズムに、
みな手拍子をして喜んでくれた。尺八のおかげで、いろいろな
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