東映アニメ「とんちんかんちん一休さん」で、こんなのが
あった。
将軍様が狩に出かけた時見た山々の美観が気に入り、
一休に「あの山々の景色を、自分の屋敷から見えるように、
近くへ持ってきてくれぬか」と、無理難題をふっかける。
なんでも先ずは「はい」と、引き受ける一休さん。
しばらく、山々の広さを測定した後、将軍(足利義満)様の
別邸である金閣寺に火を付けようとする。これには将軍様も
大あわて。「な、な、何をする!?」と。すると一休さん。
「はい、あの山々をここに持ってくるには、まずこの辺
一帯の邪魔なものを取り払わなければなりませんから」と。
将軍様は、またまた「参った、参った、降参」。
さてさて、普天間の米軍基地移転問題。辺野古へ移転するには、
その代償として、大切なものを失わなければならない。
大切なものって何?サンゴ礁が破壊されたと騒ぐ住民。
「サンゴ礁 と 基地を秤にかけりゃ、基地が重たい外交の世界」
さてさて、どちらが大切か、判断は分かれる。一休さんならどうする?