現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

葬式は子の“徳”を表す

2012-02-09 12:18:20 | 虚無僧日記
「桜」さんからのメッセージ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

葬儀は本当にご当人の生き様を表していると感じます。
家族を愛し、控え目に生きた母親こそ参列者は泣き濡れて、
遺族はお棺に肘まで入れて声を上げて泣いていました。

人を妬んで自分を恨んで、憎しみの塊となって生きた人は、
葬儀では、親族すら白けて、泣いてるのは夫と娘だけ、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私の母は後者だ。人を 社会を 過去を 恨んで、呪って、
誰の助けも借りず、独りで生きていこうとする姿は、
鬼気せまり、実に醜い。もう葬式をしても親戚はいないし、
孫も来ないだろう。私と妹だけだ。神仏を信じない人
だったから、坊さんも神主も必要ない。「位牌もいらない。
火葬場直行の直葬でいい」と本人も言っている。

「そうするのが“本人の遺志”だ」なんて思っていたら、
Fさんからの忠告。「結婚式は親の徳、葬式は子の徳を
表す」と。母親の葬式を立派に挙げるか否かは、私の
「徳」が問われるということか。

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (宴乃桜)
2012-02-09 21:01:32
大変な記事に、私ごときのコメントを引用して頂いて、汗の出る思いです。
親の葬儀は子の徳、どなた様のご意見か、ごもっともとは存じますが、何事も心尽くしでいいのではないでしょうか。盛大であれば良いというものではないかと存じますし…。
弟子らは嫌がりますが、私も火葬場から墓地直行で、葬儀も要らないと思っています。子供もなく天涯孤独の身で、骨を拾ってくれる身内もありませんから、弟子らに骨になった姿を見せたくはありません。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。