宗教の力で不治の病が治ったというと、「非科学的」と非難されそうだが、現実にそのような話はたくさんある。五木寛之も認めている。
筑波大学名誉教授の小林和雄氏の話。「吉本喜劇を見せたら糖尿病の人の血糖値が下がった」と。その先生の話。
「人の遺伝子は2%しか稼働していない。98%はスイッチがOFFになっている。笑うことで特定の遺伝子がONになる。
よく笑う人は健康で長生き。病気がちな人は笑わない。笑わない人は病気になる」という。
さらに「祈る人と祈られる人の双方のスイッチがONになるのではないか。宗教が科学でついに解明される時がきた」というのだ。
癌になった時、脳梗塞で倒れた時。子供のために必死で祈る母親、夫のために献身的に祈り尽くす妻の愛で、奇跡的に回復したという話も多い。不可思議だが、そこに宗教の存在意義がある。信仰心が試される。
というわけで、笑えばいいことは解った。
私も「尺八漫談」で、おやじギャグを飛ばした後「おかしくなくとも笑ってください。一回笑えば寿命が一日延びる。一回起これば寿命が一日縮みます」と言って笑っていただく。
ところがこのコロナ禍の中、コロナを吹き飛ばす笑いは無いかと思うが、今はそのようなギャグも顰蹙をかう。コレラを「ころり」と揶揄した江戸時代の人の感覚はすばらしい。「コロリと死ぬ」から「ころり」そして「虎狼狸」と当て字。
しかし、今「コロナをコロリ」とは言えない。顰蹙をかい一斉口(攻)撃を受けかねない。まるで太平洋戦争の戦時下のような言論統制下にある。
現在、笑うことはいかに難しいことか。
「笑いは修羅場」というサイトがあって納得。笑えた。