現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

正月元旦から虚無僧100日修錬

2020-01-03 19:41:06 | 虚無僧日記

「宵越しの銭は持たねぇ」江戸っ子気質の私。

毎年、大晦日で所持金をすべて使い果たして、貯金もゼロ。

正月はゼロスタート。

それで虚無僧に出ることに。熱田神宮へ向かう。

敬老パスで地下鉄に乗って「伝馬町」で降りて秋葉神社に向かうと、

すぐ「あ、虚無僧だ」と 数人が立ち止まる。

「手ごたえあり」と 尺八を吹くと、次々にお布施が。

若いカップルがしばらく聞いてくれていて、2,3曲吹き終えたところで、

近寄ってきて「牧原さんですよね」と。

なんと、「おととし、ここでお話しを聞かせていただきました。

携帯ケースに虚無僧の絵が描かれているのを持っていたので」と。

それで私も思い出した。

「去年はお会いできず 残念でした」とも。

もう感激。よくぞ名前を覚えておられたと感心。

 

あの時、あの場所で再会するなんて、何億分の1の確率。

宝くじに当たるより難しい。まさに奇跡。

こういう出会いがあるから楽しい。

 

帰路 地下鉄の中でも「ナウいね、恰好いいね」と声をかけられ、

さらに、ご婦人から、布施までいただいた。

こんなことは、最近無かった。

これに気を良くして、2日、3日も虚無僧に出たが、

全くダメ。誰も見向きもしてくれない。

期待すると、失望する。

虚無僧は「求めない」心を培う修行と悟る。

 



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