小話11 一路のこむそう部屋 一休作「紫恋慕」
古典本曲の中に「紫恋慕」という曲があります。「一休作」と伝えられていますが、譜面も録音テープもありませんから、せいぜい明治の頃に誰かが作った...
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古典本曲の中に「紫恋慕」という曲があります。「一休作」と伝えられていますが、譜面も録音テープもありませんから、せいぜい明治の頃に誰かが作った曲でしょう。この曲、伝えている人(流派)によって「陰音階」のものと「陽音階」のものがあります。ロツレチハと全音で吹くか、ロッレチハと、ツとチをメリ(半音)で吹くものがあります それで私は「陽」と「陰」を織り交ぜてみました。一休は「明」にも「暗」にもこだわるなと教えているのですから、「陽陰」ごっちゃまぜで、これでいいのだぁ、です。 ところで「紫恋慕」とは、京都紫野にある大徳寺、つまり、その大徳寺の開祖大燈国師を恋い慕うという意味て私は解しています。
小話12 一路の虚無僧部屋 虚無僧の元祖は普化?
虚無僧は「普化宗」だと云われています。「普化」は「臨在録」に書かれている僧のことです。人に何を問われても、ただ「明頭来明頭打、暗頭来位頭打」...
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