おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

不思議な因縁、映画「瀬戸内少年野球団」

2012年03月27日 | Weblog

午前7時の気温は、マイナス7度。昨夜から未明までじゃんじゃん雪が降ったらしいです。午前4時半に、ゴーゴー、ガーガーという騒々しい音で目が覚めましたです。

久々に道路除雪車が出動したのでござる。いまは雪も止んで晴れてます。今年は春の訪れがたいそう遅い感じがいたしまする。

昨夜もきのう日中も、すっかり録画した映画にはまりましたです。TVはちょうど改変期で、しょうもない番組ばかり。

なもんだから、録画しておった「墨攻」「瀬戸内野球少年団」を観てしまったのでござる。

墨攻は、マンガでしか見ておりませんでしたが、日本では2007年公開のこの映画、たいそうよくできておる。

日中韓の合作映画で、監督はジェイコブ・チャンですけど、戦闘シーンなどは、黒澤明へのリスペクトがそこここに感じられる傑作でござった。

主役の革離を演じたアンディ・ラウもよろしかった。46インチの我が家のTVではもったいない。劇場の大画面で観たかったです。

レンタルでも見ることができるはず。黒澤ファン必見の傑作でござる。

で、もう一本が「瀬戸内少年野球団」。1984年の公開だったそうな。なんといっても夏目雅子さんが輝くばかりの美しさ。

その義理の弟役が、いまや押しも押されもしないハリウッドスターの渡辺謙で、夏目雅子さんを手込めにしちゃうアンポンタン役で出ておるのも見どころ。

ついでながら、暴力団がらみで芸能界を引退した島田紳助がチンピラ役で出ておって、最後は自殺してもうて、今を暗示しておるようでござった。

ウキペディアによると、この映画は夏目雅子さんの遺作で、渡辺謙さんのデビュー作だそうな。二人ともその後、白血病になり、片方は亡くなり、片方は大活躍という不思議な因縁の映画でござる。

どちらの映画も公開当時は見逃しておったです。ハニーさんと二人「いい映画だったね!」としみじみ納得の2本でござった。

いまさらですが、田舎が困るのは、映画がお気軽に観られないってこと。なんとかならんかねぇ。ひらふ地区のどこぞのホテルに映画館が出来ないかしらん。

ついでながら、我が家の近くに温泉付きのスポーツジムができると、もっと便利になるんだけどなぁ…