おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

いつまで円安?

2012年03月10日 | Weblog

午前7時の気温は、マイナス10度。きのう、きょうと連続して寒い朝でござる。とはいえ3月ゆえ、これはいわゆる三寒四温。

ズンズン春めく気配ではありまする。ただし、こっちもズンズン薄着になるゆえ、この時季のマイナス10度は、少々寒い。

日中はぽかぽかの気温なもんだから、落差がたいそう大きいせいもある。それでも、写真のように雪解けは着実に進んでます。きのうより、雪が減っているのがお分かりかな。

さて、世間では、円安に歯止めがかかりませぬ。ニッポン経済にとってはまことによろしいことではありまする。

とはいえ、先日も書きましたけど、田舎では移動にガソリンをジャンジャン使う。人口が少ないゆえ、公共交通機関は利便性がたいそう悪い。せんないことではありまする。

今回の円安について、専門家はこう言っておる。

「ギリシャの債務問題に対する懸念が高まったことを受けて『リスク回避の円高』という不可解な名目で買われていた円の買い持ちポジションが巻き戻された格好」だそうな。

ようはリスク回避の名目だけで、円が買われておったということ。そりゃそうだ。国際的にみれば、ニッポン経済は地盤沈下が著しい。

その国の国力を反映するのが通貨だとすれば、ニッポン円が買われるはずがござりません。

したがって、「不可解な名目で買われていた円」ってことになるようじゃ。フムフム納得でござる。

お金に関していうならば、週刊現代の「損しないマネー講座」に、「復興国債はやめておいた方がよい」とある。でもって、こう書いておる。

「特に金貨がおまけでつく復興国債が人気のようですが、まゆつばです。本当に安全ならもっと自信を持って売ればいいのに、おまけをつけないと売れないと思っている当局の意図が明らかでしょう」

こちらも納得でござる。第一、子どものころの「グリコ」だって、グリコが食べたくて買っていたわけではないもんね。おまけが目当て。あの箱の中に何が入っているのか興味津々でござった。

大阪の人には悪いけど、フツーのキャラメルの方が、どんだけ美味しかったことか。道産子ならスキーヤーがジャンプする絵のパッケージ「フルヤのウインターキャラメル」が秀逸でござった。

その古谷製菓、いまは倒産してないのだそうだけど、ウインターキャラメルは明治製菓からいまも発売されておるそうな。

話は戻って、お金でござる。件の週刊現代によると、円安は終わって、再び円高だそうだ。ホンマかいな? 

同誌では「FXでは豪ドル投資も人気ですが、あれは年間2割も値動きするすることがある通貨なので危険です」とある。

危ないFXならそりゃ危険ですけど、原油に代表される資源高はここ当分続くとおぢは見ておって、資源大国豪州ドルは、相対的に評価が上がるとみておる。ま、おぢだけかもしれんけどね。

で、今は「通貨大空位時代」だそうな。つまりは権勢を誇った米ドルが凋落し、次に「基軸となる通貨がない」ってこと。

だから、リスクを分散するという意味では、円と米ドル、ユーロさらには金を持つことでヘッジできるとか。そんなんメンドイことできるかいなと思うけど。

国債に話は戻りますが、「国債の暴落は早ければ来年」だそうな。これは中原圭作さんというエコノミストが言っておる。

もっと先の話かと思ってましたけど、専門家は来年にも暴落の可能性があるとしておる。ごっちゃり退職金をお持ちの皆さま、いくらおまけがついても国債なんぞは絶対に買ってはいけませぬ。

その一方、資産の何分の1かは、外貨にしておく必要はありそうです。

国債の暴落、インフレ、チョー円安などなど、大地震への備えとともにお金の危機管理もたいそう大事なきょうこのごろ。

ボーッとしておっては、一番大事な命も、二番目の金も、危ういことになりかねないのが、いまの我がニッポン国なのでござる。

あれもこれも、杞憂に終わればいいのですが…