午前6時の気温は、マイナス9度。外はなんだか厳しい冷え込みになっておる。ニャンも外へは出てこないです。
ようやく朝の気温がプラスになってきたと思ったら、今朝は再びマイナス10度近い寒さでござる。とはいえ、無風の静かな朝。
スカッと青空ゆえ、放射冷却現象でござろうか?
そうこうしているうちに、ニャンは玄関前に集まってきておりまする。ったくもう、ご飯の催促なのじゃ。おぢはパジャマ姿ゆえ、ご飯をあげに行く気はさらさらござりませぬ。
「あと1時間は、外で待ってなさい!!」って、これは動物虐待かしらん???
写真は、ようやく屋根が見えてきた薪小屋でござる。隣の物置小屋も屋根が見えてきておる。雪解けがドンドコ進んでおって、パウダーシーズンは終了じゃ。
もう少しザクザクになったら、春スキーに行こうかしらん。のんびりウダウダ楽しむスキーもよいものです。
さて、福島第一原発の4号機に、取り残されたままとなっておる1535本もの使用済み燃料棒がプ-ルの中にあるのだそうな。
現在4号機は建屋が吹き飛んだ状態、だからプールからこの大量の使用済み燃料棒は、取り出すこともできませぬ。
1535本の燃料棒は、プールがこの先の地震で壊れ、冷却水が無くなると、融けて流れて、大量の放射性物質を放出いたしまする。
このとき出てくる量は、原発事故でこれまで放出された放射性物質をはるかに凌ぐ、空前絶後の大量の放射性物質になるという。人間などとても近づけない致死量でござる。
もしこうなると、首都圏全域はもとより、「ニッポン国はアウト!!」完全に終わりでござる。皆さんはこうした危機の現状をご存知か?
きのうのTV朝日のモーニングバード「たまペディア」で、京大原子炉研究所の小出裕章助教授が述べておる。
この1500本余りの燃料棒を取り出す作業が始まるのは、来年12月からになるそうな。すべて取り出すには数年かかる。
その間に、巨大地震があって、4号機のプールが破壊されれば、ニッポンは終わり。まことに危ういのが福島第一原発を取り巻く、我がニッポン国の現状でござる。
しかも1~3号機からは、少なくなったとはいえ、放射性物質は今もダダ漏れでござる。
それなにのに、ああそれなのに、どうやらニッポン政府は、全国の原発再稼働へ向けて動き出しておる。事故原因の究明もいまだムニャムニャのままというのに…
事故の当初、事故原因の究明なくして「再稼働などあり得ない」としておったはずのニッポン政府だった。
ところが細野豪志原発担当相は、3月4日付の産経新聞インタビューで「安全性が確保できたものについて再稼働は必要だと思う」と述べておる。
細野豪志、これでは単なる「原発ムラのパシリ」じゃ。どもこもならん。
先般の民間事故調査委員会でも、津波が来る前、地震直後に「生蒸気が出ている」との証言がある。
現地の作業員は「『あれは生蒸気!』 原子炉の蒸気をタービン建屋に送る主蒸気管しかない。配管の場所を考えると、津波で壊れたとは思えない」と証言しておる。
つまり、原発が破壊されたのは、津波などではなくて、地震だということ。
事故後、全国の原発で津波対策ばかりが行われておる。けれど、地震そのもので原発が破壊されたのであれば、いつ、どこで原発が壊れるか分かりませぬ。
これでは再稼働など、ありえんでしょう。
泊原発3号機は「新しいから安全」というお方がおったけど、地震対策はどうなってんの? ってことじゃ。
泊周辺には、活断層もありまする。従来の耐震基準なら、地震で「生蒸気が出てくる」可能性は否定できませぬ。泊だってたいそう危険でござる。
東電は想定外の高さの「津波で原発が破壊」としたいだろうが、「地震そのもので破壊された」可能性が急浮上しておるわけで、安全対策は根本から見直しが必要じゃ。
再稼働などありえん話でござる。まして、1500本の使用済み核燃料の入ったプールがいつ何時壊れるか分からないのが現状じゃ。
すぐ目の前の危機があるというのに、再稼働って、どうよ???