午前5時の気温はプラス10度。
無風で晴れの良いお天気です。
今朝も気持ちがよろしいですわ。
北海道は一年で一番いい季節を迎えております。
写真は、我が家1番の甘えっ子「ミケ」。
カメラのピントはお尻の穴に合っておりました。
お尻の穴を見せて歩くニャンコってば、たいしたオマヌケですが、顔は澄ましておって、本人は美人のつもりでおます。
さて、
我がニッポン国、安保法制を巡ってドタバタが続いておりまする。
自民党の高村副総裁は「自国の存立に必要な自衛措置は認められる」と申しております。
安倍総理も今月ミュンヘンで開かれたサミットで堂々とこう述べておる。
「わが国の存立を全うするために自衛の措置を取りうることは国家権能として当然のこと」。
今回の集団的自衛権の行使容認については「他国の防衛を目的とするのでなく、最高裁判決に沿ったものであるのは明白」と述べておる。
その根拠となる最高裁判決とは「砂川判決」を指す。
つまり安倍総理を筆頭とするニッポン政府は、1959年に砂川事件で最高裁判所が下した判断「砂川判決」を基に、「集団的自衛権は行使できる」というのです。
いきなり大注目を浴びたその「砂川判決」って一体全体なんだろか?
ってことで、きのう朝のTV朝日モーニングバード「そもそも総研」がこの砂川判決を取り上げておりました。
砂川事件は、1957年に当時の東京都砂川町(現立川市)の米軍立川基地拡張に反対し、基地内に立ち入ったデモ隊の一部が日米安全保障条約に基づく刑事特別法違反の罪で起訴されたもの。
ようは「米軍基地反対闘争」のデモで逮捕され、裁判では「米軍駐留の合憲性」が問われたものだそうな。
「米軍のニッポン駐留が合憲かどうか」ということが問われたのが砂川事件ってこと。
そもそも集団的自衛権のことなどまるきり問われておらんというのです。
慶大名誉教授の小林節さんは「問われていないことをもって、合憲の根拠とするのは憲法学者の常識にない」ときっぱり述べておりました。
憲法学者の常識にも無いけど、世間常識でも「そりゃ変だ」と思うわなぁ、、、
集団的自衛権がいいとか悪いとか問われた裁判で、集団的自衛権が合憲と判断されたなら、そりゃ合憲でしょうがないけど、そもそも砂川事件で合憲かどうか問われたのは米軍の駐留だぜ!!
また、元内閣法制局長官の阪田雅裕さんも「まったく合憲の根拠にならない」と断言しておりました。
この砂川判決には「必要な自衛のための措置は取りうる」と書いてあって、高村副総裁もこれを根拠に集団的自衛権は認められるとしておる。
しかし元内閣法制局長官はこう述べておりました。
「(砂川判決)当時は集団的自衛権が念頭になかった。触れていないことを根拠に、ノーと言っていないのだからイエスだというのはインチキだ」とまで申しておりました。
内閣法制局長官とは、法律に関して内閣や大臣に助言を与える内閣直属の機関のトップでござる。
このお方がインチキと申しておる。
安倍総理はサミット後の記者会見で、世界のマスコミを前に堂々と「インチキ」を披歴したわけで、こりゃもう国際的な恥知らず、口あんぐりじゃ。
アホ・バカも「これ極まれり」ってことだ。
トップがキチガイで、これに命令されてアメリカ軍の手下として海外派遣され、かろうじて犠牲にならずに帰国しても挙句の果てはPTSDでノイローゼ。
これでは真面目な自衛隊員が浮かばれない。
「キチガイに刃物」、いやこの際は「キチガイに集団的自衛権」と申しておきましょう。
ついでながら、今回の安保法制を違憲とする憲法学者は231人、これに対して合憲とする学者は菅官房長官が言うように「たくさん」おってなんと10人だ。
安倍内閣はトップから官房長官、副総理まで、こぞって「ウソばかり」、なんとも呆れかえる政府じゃねぇ~