午前6時の気温はマイナス9度。
雪は降っておりません。
小雪の冬はなんとまぁ楽チンなことで、心も軽く、気分もお気楽なのでした。
薪小屋の屋根雪は2回雪下ろししただけ。
物置小屋に至っては1回だけだ。
気になるのは写真のように我が家のてっぺんに居座ったままの雪の塊じゃ。
今年は屋根のてっぺんに「背割り」と呼ばれるテッパンを設置しないといけません。
これでは屋根が傷んでしまい、どもこもならん。
ご当地のような豪雪地帯では、屋根のてっぺんに沿って背割りを付けると、屋根雪は右と左に分かれて綺麗に落ちるようなのです。
ついでながら、煙突のトップスも、我が家のようなボックス型が最もよろしくない型だそうで、交換しようと思っておる。
どこぞのホームページから勝手にいただいてきて申し訳ないのですが、下記の写真のようなトップスがご当地における理想形なのでござる。
煙突の下の部分は、こんな立派なレンガ造り? ではなくてもよろしいのですけどね。
それにしても、これだけで工事費は20万円近くになるそうで辛いのです。
もっとも一般に薪ストーブは30~50万程度のお値段ですが、ちゃんとした煙突はこれよりかなりお高いことになっておる。
ストーブより煙突の方が値段が高いわけ。
そんなことで、煙突におカネをかけておけば、燃え方も何もかもが違うらしい。
お安い煙突を使って、煙突掃除やら何やら、しんどい思いを毎冬繰り返す我が家にとって、高価な煙突は「あこがれ」でもございます、ハイ!!
さて、
週刊文春に金銭の授受をスクープされた甘利TPP担当大臣が、辞任を表明いたしましたです。
記者会見をラジオで聞いておりましたけど、冒頭から30分間、なにをしゃべっておるのかさっぱりわからんかった。
安倍総理が国会で、べらべら、べらべらとたいしたよくなった滑舌で、何かを喋っておるけど、言葉がまったくもって空虚なのと、よく似ておりましたわ。
その意味不明の喋りが、甘利さんもべらべらと30分も続いて、最期にようやく「辞任する」と申した。
自己弁護をさんざん続けておいて、なんじゃらほい、って感じでしたわ。
裁判所の「死刑判決」と一緒で、罪状を長々と述べた上で、最後に裁判官が「死刑に処す!」と判決を下すパターンを踏襲したってことならわかるけど…
罪状をあれこれ否定しておいて、でも辞任します、な~んて、どう考えてもおかしいだろ?
「悪うございました」と世間の皆さんにお詫びして、それから辞任ではないのかね。
いずれにせよ、安倍政権における重要閣僚が、なんと「大臣室で現金」を受け取るなど、ついぞ聞いたことがない大スキャンダルを起こしたわけですから「傷を少しでも小さくしよう」と早期の辞任を図ったってことだ。
内閣のキズを最小限に抑えて、参院選、または衆参同時選の勝利で、一気に「憲法改正」に持っていきたい思惑は「潰さないぞ」と、甘利さんご本人が思ったということだろう。
そういえば、過日の所信表明演説で安倍総理は「同一労働、同一賃金」を言い出した。
これは欧州などでは当たり前で、労働組合も職種別になっておるので、同じ職種ならどこの会社にも移籍できる制度。
まことに結構な制度で、その道のプロと称する人は、どんな会社に移籍しても、こと給料に関して安心して仕事ができる。
まさか、こんな制度まで安倍政権が言い出すとはねぇ~
考えてみれば、今のニッポン国、これとはまったく逆でござる。
優秀な派遣社員が、おバカな社員と同じ仕事をしておっても、給料は社員が圧倒的に高いという、トンデモない差別が生じておる。
もし同一労働同一賃金が実現すれば、ニッポンは格差の是正に向けて大きな一歩を踏み出すことになる。
これをほかの内閣が言い出したらな、おぢはもろ手を挙げて賛成いたします。
だけど、安倍総理の目的はとにもかくにも「憲法改正」だ。
そのためならなんでもやる、ってのがミエミエだから始末に悪い。
国民にとって、耳触りのいいことなら「なんでも言う」という姿勢が見えてくるから腹が立つ。
安倍さんは、「国民なんぞ、ニンジンを鼻先にぶら下げりゃ黙ってついてくるバカども!!」とでも思っておるのでしょうなぁ~
65歳以上への3万円のばら撒きなんぞは、その最たるもんだ。
まことに不快なやり口でござる。
そんなこんなで、甘利さんの辞任は政権に「あまり」打撃を与えない、なんてことにならんよう、東京地検特捜部は、トットと捜査を開始してほしいもんだと思います。
録音テープに写真もあるわけで、こりゃ国会議員を逮捕するには、たいしたいい筋だね。