午前8時の気温はマイナス5度。
これまで雪の少なかった分を取り戻す勢いで、雪が降っておりまする。
ブログ書いたら、あちこちの雪かきでござる。
風邪の回復、イマイチですけどね。
写真はひらふ地区のジャズバー「ハーフノート」、きのうは空いておりましたです。
さて、
総務省の仕事始めのことでござる。
そこで高市早苗大臣は、各種のポイントカードを「マイナンバーカードに一本化する検討」を始めるように指示したとか。
今朝のモーニングショーが取り上げておりましたです。
いやはや、びっくりポンでござる。
確かに、カードをあれこれ数10枚も持っておる人には、たいした便利そうな話ではある。
一瞬、すべてカード1枚で済むなら「便利じゃんか!!」って感じもする。
高市さんの腹の中は、なんとかマイナンバーカードを普及させたい一心なんだろう。
しかし、よく考えてもくださいな。
これは、落してしまったら、何にもかにもがばれてしまうマイナンバーカードを、常に持ち歩くって話でもある。
常に持ち歩かないと、メリットはないね。
あっちのコンビニAで買い物してポイントを入れてもらい、こっちのコンビニBでもポイントってことで、カードを常に携帯し、頻繁に使うってことだ。
そしてカードの中にはありとあらゆる個人情報が入っておるのです。
そんなもん、危なくてどもこもならん。
そして、ポイントカードを発行する企業の側にとって、この一本化果たしてどうなのか?
消費者にポイントカードを持っていただくメリットは、他社との差別化にほかならない。
あっちで買ってもポイントが付与されないから、こっちで買うってこともある。
それがごちゃまぜになるわけで、これってどうよ???
このところ安倍政権が「統制経済」でも目指すかのような動きをしておる。
これだけでもなんとはなし気持ちが悪いのに、これと連動するような「国家統制」に、この動きも思えてくるからゾゾッ~とするのです。
「1940年体制」と呼ばれた戦時中の「国家総動員体制」は、国家がありとあらゆるものを統制しておりました。
食料は買うものではなくて、国から配給されるものになっちゃった。
いま北朝鮮はまさにその状態だ。
我がニッポン国で、そこまで統制するな~んてな動きはないけれど、「じわじわ国家統制を強める方向」に進んでいる気がして気分が悪い。
多少あれこれ混乱はあっても、「自由経済」は問題が発生すれば、自動的に淘汰していくのです。
消費者に支持されたものは残り、余計なモノは消えてなくなるのが自由主義経済だ。
どうでもいいようなポイントカードはそのうち淘汰される。
各種ポイントをマイナンバーに1本化するような「管理社会」でいいのかね???
ってことで、国民にさっぱり支持されないマイナンバーカードも「淘汰の危機」だ。
そこで官僚さまが思いつきで出した「アイデア」がこれなんだろう。
だけど、国があれこれ余計なことにまで口を出す社会、北朝鮮みたいでたいした気持ちが悪い、と申しておきましょう。