午前6時の気温はマイナス5度。
そう寒くはありませぬ。
まだ暗いけど、穏やかない朝の気配がいたします。
ところで、
おぢ夫婦、きのうは札幌へ観劇に行ってまいりましたです。
標記の「熱海殺人事件」でござる。
ご存知、つかこうへいの初期の傑作でござる。
ウキペディアで調べたら、初演は1973年だそうな。
タキシードを着た部長刑事・木村伝兵衛と、地方からやってきた新任の刑事、木村の愛人の婦人警官、恋人殺しの犯人の4人が織りなす抱腹絶倒の物語。
で、かねてから知っておりましたとおり、大音量BGM『白鳥の湖』をバックに、部長刑事が電話でがなりたてるオープニングでしたわ。
でもってその部長刑事が風間杜夫さん、新任刑事が平田満さん。
「蒲田行進曲」のコンビで見ることができるというので行ってまいりましたけど、いやぁ~楽しかった!!
もっとも会場は、おぢより多少年代が高いのか、反応が少しばかり鈍かったですけど…
そして今回は婦人警官がつかさんの愛娘の愛原実花さん、この方は宝塚の雪組トップの娘役だったそうで、これまたなかなかいい。
「マッサン」では資産家の妻を演じておったそうで「そういえば!」と思いあたりましたわ。
さらに凄かったのが、犯人役の「中尾明慶」さんだね。
TVや映画の「ルーキーズ」でモヒカンのあんちゃんを演じてましたけど、この方もただもんではない。
先年、女優の中里依紗さんとご結婚しておりますが、仲さんは目が高いぞ。
小説も書くそうだけど、これまたいい役者さんでござる。
休憩なし、2時間の公演は久々に演劇の楽しさを体感できたのでした。
とはいえ、おぢより2歳年上の風間杜夫さん、ダンスシーンのあとは少々お疲れの印象で、ズンバなどお勧めしたくもなりましたけどね。
つかさんは生前「芝居はF-Iレース。0.01秒間違えると死ぬという真剣勝負を観に、客は来る。金を払って車庫入れを観に来る客はいない」とのたまっておったとか。
実際、立て板に水の長セリフをこなしておった4人の役者さん、まさにF-1レーサー、凄いものだと感心いたしましたわ。
そういえば、霊界俳優と呼ばれた丹波哲郎さんは「たった3行のセリフも覚えてこなかった」というので有名だったそうな。
俳優さん、役者さん、一羽ひとからげではないのですなぁ~
そんなこんなで、一度でいいから「劇団新感線」を札幌で観たいなぁ、、、