午前7時の気温はマイナス16度。
この冬一番の冷え込みですが、雪は降っておりません。
ニャンコもご飯の催促に出てきましたが、そそくさと寝床に戻ったらしい足跡が、雪の上に残っておる。
おぢもしばらく外には出ないことに。
ってことで、ニャンコのご飯、おあずけ状態だわ。
スマンね!!
そう書いてたら、ちょことちょこ出てきたのでご飯を差し上げてまいりました。
写真は、ニャンコの水を入れておる容器、カッチンカッチンに凍ってました!!
きょうはこれから道東方面が大荒れの予報でござる。
積雪による電線着雪が考えられるので、停電もあるでしょうな。
オール電化になった新築住宅が多いという釧路など道東方面、この寒さの中3~4日も停電にでもなったなら、凍えて死ぬ可能性もないではない。
3.11の教訓を忘れたか、業者の口車に乗せられたか、いずれにせよ、重い雪による電線着雪と、これを原因にあちこち多数の電線が切れて、長期の停電が起きないことを願うばかりでござる。
冬の嵐を前に、オール電化の家は、ポータブルの灯油ストーブを準備しておきましょうね。
さて、
きのうのNHKニュースは、電力契約「変えてみたい」が7割だと伝えておった。
「博報堂」が去年11月にインターネットを通じて、全国の20代から60代の男女1000人を対象に行たものだという。
調査結果によると、電力小売りが自由化される4月以降、電気の契約先を変更したいか聞いたところ、「電気代が今より安くなるなら変えてみたい」と「電気代が今と一緒でも変えてみたい」という回答が合わせて70.3%に上ったそうな。
過日も書きましたけど、我が家は4月以降できるだけ早く契約先を変更する予定じゃ。
ですが、ニッポンの多くの家庭は保守化しておるので、契約変更など多くはないと思っておりました。
別の調査でも、せいぜい5%程度が契約変更するのでは、とみられておった。
7割が変えてみたいには、ちょいと驚いたけど、選択肢が広がるのは「自由主義経済の真骨頂」なわけで、実際にどの程度変更するのか、興味津々なのでござる。
これで延々と地域独占状態が続いてきたニッポンの電力事情に大きな風穴が開く。
期待したいところだね。
そして、
世界の常識から遅れに遅れておる「再生可能エネルギー」の普及が、この完全自由化をきっかけにどんどん進んでほしいと思っておるところなのじゃ。
例えば、温室の屋根で発電し、だけど太陽光は通すという「シースルー太陽電池」や「太陽光発電ガラス」が、すでに開発されておる。
農家の温室で発電し、光を通すから同時に野菜を育てることが可能になるわけ。
だから広い農地やだだっぴろい「ため池」「沼」場合によっては水田でも発電が可能になるから楽しくなる。
JR東日本がすでに開発した、人が歩く振動で発電する「床発電」もある。
1日300万人が利用する新宿駅が発電所になるのですから面白いとは思いませんか?
この床発電、サッカーのビッセル神戸が導入しておって、サポーターが盛り上がり、こぞってジャンプすると発電するそうな。
なんともいいねぇ。
小さいところでは、トイレの便器に給水する際の水流で発電、トイレ内の照明に使う「小水力発電」も開発済みだそうな。
原発に比べりゃ、規模は小さいけど、どんな大きな事故が起きたとしても、原発と違って「地球規模の大汚染」なんてことにはなりません。
しかもなんだか楽しい。
牛のウンチから発生するメタンガスによる発電だってある。
牛さんは牛乳に牛肉、さらにでは電気まで生産するわけで、牛さん「ありがとう!」って気分にもなる。
利権うごめく、どろどろ薄汚い原発とは大違いだ。
我がニッポン国の再エネの潜在的な発電能力は、19億キロワット(日本の年間全電力需要の2倍)というポテンシャルを持つそうだ。
そのうち最も大規模な潜在的可能性といわれるのが「洋上風力発電」で16億キロワットあるという。
この切り札は、海に浮かべて発電する「浮体式洋上風力発電」。
これって、釣りのウキの原理を応用したものだそうな。
ぷかぷかウキのように洋上に浮きながら、風車を回す感じだ。
洋上風力発電は、まだノルウェーとポルトガルに1例づつしかないそうだけど、環境省が2013年から長崎県五島市の「椛島(かばしま)」というところで、実証実験をしておるそうな。
これ、50年に一度という台風による5階建ての高さの波にもビクともしなかったそうだ。
環境省はこの風車の電気で水素を生成し、別の場所で使う実証実験もしておるという。
再生可能エネルギーをドンドコ推進すれば、コストだってじゃんじゃん下がる。
事実上、重厚長大にして無用の長物と化した原発なんぞも不要となる。
いまだにトイレのないマンションで、核のゴミはどこへも持って行けないうえに、希望の光「核燃料サイクル」も19兆円使って、さっぱりだ。
そんなこんなで今回の電力自由化をきっかけに、再エネが1歩でも2歩でも進むことに期待するおぢなのでござる。