おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「小さな恋」を親が手ほどき

2016年01月31日 | Weblog

 

午前7時の気温はマイナス10度。

今朝も厳しい冷え込みでござる。

とはいえ、日に日に陽が長くなってきておって、なんとはなし、嬉しくもなってくるきょうこのごろでござる。

午前7時を過ぎたいま時間、冬の間はほぼ毎朝「ドン、ドン」と発破の音が響きます。

人工的に雪崩を起こして、事故を未然に防ごうということなのじゃ。

これ、その日の風向きによっては、音がずいぶんと近くで聞こえたり、遠かったりもいたします。

今朝は8回ほど「ドン、ドン」響きましたが、降雪の多い日なんぞは、花火でも上がるような勢いで鳴る日もある。

少々喧しいけど、はるばる外国からやって来る皆さんが安全にスキー・スノボを楽しむには欠かせない対策でもあるのです。

そんな昨夜、

おぢとハニーさんは久々に「ハーフノート」にライブを聴きに行きましたです

ラテンセッショングループの「ラテンラボ」というバンドがご出演と聞いたためでござる。

ラテンやマンボが鳴り響けば、外国人はこぞって踊り出す。

会場はたいした盛り上がるに違いない。

そう踏んで、ノリノリのステージが期待できると思ったのでした。

そしたら案の定、上記写真のように大盛り上がり大会でござった。

おぢとハニーさんも最後は楽しく踊ってきたのです。

お近くにいたおにーちゃんに、どこから来たのか聞いたら、デンマークと答えておりました。

はるばるニセコの情報を聞きつけて、ご当地に来ておるのねぇ~

スカンジナビアンも来てますけど、デンマークのお方にあったのは初めてでござる。

話は変わりますが、

下の写真、20代前半の美人のおねーちゃんと小学生ぐらいの男の子が踊っておる。

なんともほほえましい風景ですが、実はここにドラマがあったのです。

このダンス、小さい男の子の方が、若い美人を誘ったのです。

二人が踊り出す少し前、両親と妹などとライブを楽しんでおった男の子は、突然、母親と一緒に踊り出した。

両親はふたりともラテンがお得意らしく、ふたりでも踊っておったのですが、なぜか母親がこの男の子と踊り始めた。

踊った経験などないようなこの男の子、その動きはどうにもこうにも、たどたどしい。

最初は、母親が息子にダンスを教えてるものと思いましたわ。

母親と1曲踊ったあと、男の子を囲んで今度はその家族が、わいわい、わいわい騒いでおった。

大音量のライブ中ですから、何を話しておるのかさっぱりわかんなかったのですが、男の子を中心に家族揃って大笑しておった。

そして、しばらくすると、件の男の子は、床に座っておった写真の美人ねーちゃんに、なにやら小さな紙切れを手渡したのです。

その後実現したのが上記写真のダンスなのじゃ。

いやぁ、ビックリ仰天、小さな男の子がスタイルのいい美人女性をナンパしたのです。

写真じゃわかりにくいけど、若い美人さんはブロンドの長髪で、ぴちぴちのレギンスを穿いておった。

なんともセクシーなおねーちゃんで、マラカスを鳴らして盛り上がっておりましたわ。

ってことで、おぢも気になるそのブロンド美人をナンパして、ダンスしたのがあの男の子だった。

ナンパの前には、母親とダンスの練習、そして、どう彼女を誘うか家族で相談。

結局、紙切れに「ダンスしてください」とでも書いて、彼女に手渡したってことらしいのです。

なんともほほえましい、っていうか、ニッポンじゃないだろねぇ、こんなんは。

親に女の口説き方を相談して、それに答えて親が息子をアシストするんだもねぇ。

硬い表情のまま、ダンスを終えた男の子、その後は笑顔になって親のところに戻りましたわ。

両親もニッコリ笑顔、周囲の皆さんは親指立てて「Good!」と合図しておった。

外国には「おませな子」ってのが、いるんですなぁ~

でもってそれに答えてあげるおねーちゃんにも感心しきりのおぢでしたわ。

皆さんと一緒にラテンを聞いて踊って楽しんだおぢたち夫婦ですが、プラスアルファで海外のホームドラマを観た思いでもござった。

ほのぼの気分にもなった夜でした。

こういうおもしろいことがあるから、ニセコ暮らしは止められませんです、ハイ!!