午前6時の気温はマイナス10度。
連日厳しい寒さが続いております。
1月もそろそろ中旬ですから、いまがこの冬の「寒さのピーク」でしょうか?
雪はちらほら降っておりましたが、つい先ほどから吹雪模様のお天気になりましたです。
さて、
歌手のデビット・ボウイさんがガンで亡くなった。
69歳でござった。
この方の歌に親しんだ記憶はほとんどないのですが、端正な顔立ちと中性的な独特の雰囲気があって、その存在感はなんだか凄いものがありましたです。
映画も大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」しか記憶にありませんけど、こちらも強い印象がある。
また、ジャーナリストの竹田圭吾さんもガンで亡くなった。
ニューズ・ウイークの日本版編集長だったということですが、テレビのコメンテーターとしての方が馴染んでおりました。
過日どこぞの番組出演しておるのをみて「ずいぶん痩せたけど…」と気になっていたのですが、やはりガンでしたか。
まだ51歳の若さでござる。
いまやニッポン人の2人に1人がガンで亡くなる時代だそうですから、明日は我が身だね。
そこで大注目は件のiPS細胞を使った白血病治療の研究でござる。
京大再生医科学研究所の河本宏教授らのチームが今年春から着手すると、各マスコミが先日伝えておりました。
実現すれば、iPS細胞を使ったガン治療として初のことだそうな。
治療法は、まず白血病の患者の血液から、ガンを攻撃する免疫細胞「キラーT細胞」を採取する。
そして、この免疫細胞を使ってiPS細胞を作製し、再び免疫細胞に変化させて、ガンへの治療効果を探るのだそうな。
つまりはガンをやっつける「キラーT細胞」を、iPS細胞で大量に増やして、それでガンを治療する、ってことらしいのです。
ド素人でも、なんだか解り易い気がして「いいんでないの!!」と思っちゃう。
平成31年にも治験を開始するというから、ずいぶんとスピーディーだ。
で、河本教授は、「特に65歳以上の患者では白血病の治療法がなく、高齢者を想定した治療法の実用化を目指す。他のがんにも応用できる可能性もある」と話しているそうな。
ようはこれがうまくいくと、ガン治療が大きく前進するんではないか、ってこと。
だから凄いし、期待も高まる。
京大の山中伸弥教授が作ったiPS細胞、いよいよ実用化でござる。
すでにノーベル賞を受賞しておる山中教授ですが、この治療法が確立すると、河本教授とともに「人類の救世主」となりえます。
ニッポンには凄い人たちがいるもんですなぁ、、、
がんばれ山中、がんばれ河本!!とおぢはエールを送るのです。
厳冬の朝、訃報が相次ぎましたが、なんとはなし、明るい元気な気分にもなったりするおぢでした。