午前6時の気温はマイナス4度。
デッキには、粉砂糖をかけたようにサッと雪が積もっておる。
どことなく、なんとなく、そこここに春の気配がするような朝でござる。
写真はフィンランド製の小型木質バイオマス発電機「Volter 40」、4000万円で室内設置型の発電設備だそうな。
詳しくは後述いたしますわ。
さて、
東京新聞などによると、東京電力管内に北陸電力と中国電力が4月から進出するという。
首都圏での電力販売には、すでに中部、九州、四国の三電力が、進出を決めておるという。
つまり、これまで東京電力が独占的に市場を確保してきた首都圏は、いまや大手電力各社によって、すっかり「草刈り場」と化しておる。
事実上、東京電力が事実上国営化しておるため、従来の大手電力各社が首都圏に進出し、電力自由化を演出しておる印象だ。
逆に、関西電力管内に東北電力が進出したとか、四国電力が九州に進出したという話を、さっぱり聞かない。
東京電力がこれまで持っておった、大手電力各社に対する大きな影響力は、事実上の国営化で大きく低下したと推察されます。
自由化というなら、北海道の場合、青函トンネルを通る電線の太さなど様々な問題はあるでしょうが、なんで東北電力や関西電力が進出してこないないのか。
首都圏だけで、電力自由化が活発になる不思議を感じる今日この頃でござる。
そんな中、
写真の北欧初の超小型バイオマス発電設備が、ニッポン上陸だそうでまことに興味深い。
なんでも4000万円程度で、室内に設置できる木質バイオマス発電だというのです。
すでに秋田県秋田市で、間伐材を活用した地産地消の発電に採用が決まっておるそうだ。
「Volter 40」という小型木質バイオマス発電設備は、フィンランド製で外形寸法4.8×幅1.2×高さ2.5メートル、重さ4.5トンだそうな。
電力は40キロワット生産し、さらに100キロワット相当の温水を生み出すという。
海外では、農場や公共・商業施設、学校などさまざまな場所で利用されており、英国では年間50台ペースでの需要があるという。
なんとも楽しみな小型発電設備でござる。
木材加工場とか、森林組合とか、木材生産の現場で需要がありそうだ。
森林利活用の観点からもいいね。
プールなんかも出来そうだし。
電力自由化は、広範な発電スタイルを産み出してくるわけで、たいした楽しい気分にもなってくるのでした。