おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

超小型バイオマス発電機がニッポンに

2016年03月09日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス4度。

デッキには、粉砂糖をかけたようにサッと雪が積もっておる。

どことなく、なんとなく、そこここに春の気配がするような朝でござる。

写真はフィンランド製の小型木質バイオマス発電機「Volter 40」、4000万円で室内設置型の発電設備だそうな。

詳しくは後述いたしますわ。

さて、

東京新聞などによると、東京電力管内に北陸電力と中国電力が4月から進出するという。

首都圏での電力販売には、すでに中部、九州、四国の三電力が、進出を決めておるという。

つまり、これまで東京電力が独占的に市場を確保してきた首都圏は、いまや大手電力各社によって、すっかり「草刈り場」と化しておる。

事実上、東京電力が事実上国営化しておるため、従来の大手電力各社が首都圏に進出し、電力自由化を演出しておる印象だ。

逆に、関西電力管内に東北電力が進出したとか、四国電力が九州に進出したという話を、さっぱり聞かない。

東京電力がこれまで持っておった、大手電力各社に対する大きな影響力は、事実上の国営化で大きく低下したと推察されます。

自由化というなら、北海道の場合、青函トンネルを通る電線の太さなど様々な問題はあるでしょうが、なんで東北電力や関西電力が進出してこないないのか。

首都圏だけで、電力自由化が活発になる不思議を感じる今日この頃でござる。

そんな中、

写真の北欧初の超小型バイオマス発電設備が、ニッポン上陸だそうでまことに興味深い。

なんでも4000万円程度で、室内に設置できる木質バイオマス発電だというのです。

すでに秋田県秋田市で、間伐材を活用した地産地消の発電に採用が決まっておるそうだ。

「Volter 40」という小型木質バイオマス発電設備は、フィンランド製で外形寸法4.8×幅1.2×高さ2.5メートル、重さ4.5トンだそうな。

電力は40キロワット生産し、さらに100キロワット相当の温水を生み出すという。

海外では、農場や公共・商業施設、学校などさまざまな場所で利用されており、英国では年間50台ペースでの需要があるという。

なんとも楽しみな小型発電設備でござる。

木材加工場とか、森林組合とか、木材生産の現場で需要がありそうだ。

森林利活用の観点からもいいね。

プールなんかも出来そうだし。

電力自由化は、広範な発電スタイルを産み出してくるわけで、たいした楽しい気分にもなってくるのでした。